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俺は皇帝を辞めました~皇帝を辞めた俺は欲望のまま気の向くまま女とヤリながら生きていきます~  作者: エデンの園の魔界蛇


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38 ヒルデに着いてみた



 タニアの寝室に入ると俺はタニアを抱き締めて口づけをする。



「んぅん…」



 俺の口づけにタニアも積極的に応えてきた。



「はふぅ……あ…んん……」



 口づけの合間にタニアの鼻にかかったような声が漏れる。

 俺は口づけをしたままタニアをベッドに押し倒した。

 一人用のベッドがギシッと軋む。


 唇を離すとタニアは顔を赤くして熱い吐息を吐き出す。



「あぁ……王子様♡」



 タニアの瞳はうるうるとして俺を見つめている。



「ねえ、タニア。俺はタニアと関係を持っても恋人になったり一緒に暮らせないけど、それでもいい?」


「ええ、もちろんですわ。王子様には帰るお城がありますものね」



 う~ん、もうジルヴァニカ帝国の皇宮に俺が帰ることはないと思うけど、まあ、いいか。



 俺はタニアの王子様になってタニアと抱き合った。








「う~む。このベルモンデの町では陛下の情報は得られなかったな。やはりヒルデに向かうか。ヒルデにはジルヴァニカ帝国の大使館があるからそこを拠点に情報を集めよう」



 ローゼン将軍は馬に乗りアイデ帝国の皇都ヒルデを目指してベルモンデの町を後にした。








「やぁあぁーーんん♡」



 タニアは甲高い声を上げた後に気を失ってしまった。



「さて、すっかりタニアのデザートに夢中になっちゃった。タニアが気を失ってる間に王子様はいなくなった方がいいよね。俺はタニアだけの王子様にはなれないから」



 身支度を整えてベッドで眠るタニアに最後に口づけをチュッとする。



「タニア。今度はちゃんとタニアだけの王子様を見つけてね」



 俺はタニアの家を出て夕暮れのベルモンデの町を歩いた。

 今から町を出たらヒルデに着く前に日が暮れてしまう。



「もう一晩この町に泊まってから明日はヒルデに向かうか」



 宿屋を取り俺はぐっすりと寝て、次の日の朝、ヒルデに向かって出発をした。







「ふう、ようやくヒルデに着いたな」



 俺はアイデ帝国の皇都のヒルデに着いた。

 さすがに皇都だけあってかなり大きな街だ。

 一度だけ皇帝時代にこのヒルデに来たことはあるけどあの時は自分の足でヒルデの街を歩いたことはなかった。

 なので今回はゆっくりと街をぶらついてみる。



 やっぱりヒルデは武器屋が多いなあ。



 街にはいろんなお店があるが目につくのは武器を売ってるお店だ。

 さすが「武」の国のアイデ帝国の皇都らしい光景だと言える。



 歩いている人間も腰に剣を差している剣士が多いし。



 でも「武」の国ではあるがその力で他国を攻めようとはしないのが今のドルデン皇帝だ。

 この世界では国同士が争うことは珍しくない。

 ただジルヴァニカ帝国は軍事力も経済力もあるからなかなか他国も攻めにくくあまり正面からジルヴァニカ帝国に戦を仕掛ける国がいないってだけ。


 それに俺が皇帝時代に周囲の国々とは友好条約を結んであるから余計にジルヴァニカ帝国に戦を仕掛ける国はいないだろう。

 俺がアイデ帝国を皇帝として訪れたのもドルデン皇帝と直に会って友好条約を結ぶためだ。

 ドルデン皇帝は自分の兄を殺害して皇帝になったから友好条約に難色を示すかと思ったけどそんなことはなかった。


 むしろジルヴァニカ帝国との交易を盛んにして自国を豊かにしたいと言っていた。

 兄の先代皇帝が贅沢をしてたおかげでアイデ帝国は財政難だったらしい。

 だから俺との話し合いにも積極的に応じてくれた。



 ドルデン皇帝って見た目はちょっと強面だけどちゃんと国のことを考えてるいい人だったなあ。



 俺はヒルデにあるアイデ帝国の皇宮の方を見た。

 皇宮には皇帝旗が掲げられているからドルデン皇帝が皇宮にいることを表している。



 まあ、あのドルデン皇帝ならセルシオが皇帝になってもうまくジルヴァニカ帝国と付き合ってくれるだろう。



 そう思って俺は再び街のお店に目を戻す。



 せっかくだから武器屋を覗いてみようかな。




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