108 キキに皇帝のことを教えてみた
寝室に入って荷物を置くとキキはベッドに腰をかける。
俺もキキの隣りに座った。
「ねえ、ハリーの生まれはどこなの?」
「俺はジルヴァニカ帝国だよ」
出身国を隠す必要はないのでそう答える。
バレなきゃいいのは俺が皇帝だってことだもんね。
「あら、奇遇ね。私も生まれはジルヴァニカ帝国なのよ」
「え? キキも?」
まさかキキも俺と同じジルヴァニカ帝国の者だとは思わなかった。
「キキは何でハルファ王国に来たの?」
「それは私に占いの才能があったからよ。ジルヴァニカ帝国では占い師の商売は禁止されてるから他の国に行くことにしたの」
確かにジルヴァニカ帝国では占い師の商売はできないもんね。
「いつ頃ハルファ王国に来たの?」
「そうねえ、ジルヴァニカ帝国で新しい皇帝のザカルド6世が即位した頃だからもう10年くらい前かしら」
『ザカルド6世』という名前が出たので俺は内心焦る。
俺の皇帝としての名前はザカルド6世だからだ。
大丈夫。まだ俺の正体がバレたわけじゃないし。
でもキキの占いの力って本当にあるみたいだから俺の正体を知ってるのかな?
「ザカルド6世の姿は見たことあるの?」
「一度だけね。即位式の後に民の前に姿を現した時に遠目で見たわ。まだ子供で顔を布で隠してたからどんな人物なのかはよく分からなかったわね」
「そうなんだね」
ジルヴァニカ帝国の皇帝に即位すると顔を布で隠すのが普通なのでやはりキキは俺の顔を知らないらしい。
「ハリーはいつから旅に出たの?」
「えっと、最近だよ」
「それならザカルド6世がどんな皇帝になったか知ってる?」
う~ん、自分のことを自分で評価するって難しいかも。
「国民には『賢帝』とは呼ばれてるみたいだけど…」
「へえ、あの子供だった皇帝がそんな評価をされてるのね。一度でいいからその皇帝の運命を占ってみたいわ。もしかしたらそのザカルド6世も『帝の星』を持っていたのかしらねえ」
「キキはザカルド6世のことは占えないの?」
「私の占いは相手が近距離にいないとダメなのよ」
良かった。キキが皇帝をしていた俺を占えなくて。
もし占っていたら俺とザカルド6世が同一人物だってキキの力なら分かっちゃいそうだもんね。
「ねえ、ハリー。おしゃべりはこれぐらいにして私と親密になりましょ」
キキは俺に魅惑的な赤い唇で口づけをしてきた。
俺もその口づけに応える。
そのままキキの身体をベッドに押し倒す。
「服を脱がせてもいい? キキ」
「ええ、もちろん。お互いの身体が密着すればするほど親密になれるもの」
笑みを浮かべているキキにもう一度口づけをしてからキキの上着を脱がせた。
白い綺麗な胸が目の前に現れる。
思ったよりもキキの胸は大きい。
掌で揉んでみると柔らかくて気持ちがいい胸だ。
「キキの胸は大きくて綺麗だね。いただきま~す!」
キキの身体がビクッと跳ねた。
「あんっ! そこそこ、もっとぉ~! やんっ!」
身悶えながらキキは俺の顔に自分の胸を押し付けてくる。
う~ん、本当に柔らかくて気持ちいいな。
この胸で奉仕してもらったら気持ち良さそう。
俺はキキにお願いしてみる。
「ねえ、キキの胸で俺に奉仕してもらっちゃダメかな?」
「いいわよ。だったらハリーも服をぬ・い・で」
「うん」
俺は自分の服を全部脱いで全裸になる。
その間にキキも自分で下穿きを脱いで全裸になった。
俺の分身を見てキキは熱い吐息を漏らす。
「あぁ、ハリーのはとても立派ねえ。私好みだわ」
キキは俺の前に来ると自分の大きな胸で俺の分身を挟んだ。
キキは巧みに自分の胸で俺に奉仕を始める。
「あ、あ、あ、そんなにしちゃ我慢できないよ! キキ!」
「いいわよ、我慢しないで」
キキの胸での奉仕で限界を迎えた俺は欲望を解放する。
「ハァ、ハァ、気持ち良かったよ。キキ」
「ふふ、もっとハリーを味わわせて」
「え?」
今度は魅惑的な赤い唇でキキが俺に奉仕を始める。
う! 気持ちいい!
俺の欲望は完全復活した。




