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Fantasy of Dreams 〜夢と幻想の世界〜  作者: 金髪モン吉
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のんびり素材集め【後編】

連日体調が悪く書くのが遅れました。申し訳ないです。

 今度はちゃんと2人に説明をして、確認のために、もう1匹のペットを召喚することになった。


「我の示す道を志を共に進む者、我の同士であり眷属の者よ、この瞬間、我の命にて封印を解く。現れよ!フェニックス」


 魔法陣の上に現れたのは全身が燃えるような真紅染まった()()()だった。


「……やっぱりアルマン同様に成長がリセットされてるね」

「ピュイ」

「小さくて可愛い子鳥さん!それなら怖くないです」

「それなら良かったよ。最初に召喚したのがアルマン、そこにいる小鳥がフェニだよ。仲良くしてあげてね」

「うん!アルマンちゃんにフェニちゃん、わたしはミミだよ。よろしくね」

「キュピッ!」

「ピュイ!」


 ミミが楽しそうに2匹と遊んでいる。

 微笑ましい光景だね。


「本当に嬢ちゃんのペットだったんだな。王宮の専属騎士が持ってると噂では聞いたことはあるが、実際に目にするのは初めてだぜ」

「危険はないって分かったでしょ?ミミの守りはアルマンとフェニに任せとけば大丈夫だから鉄石を集めましょう」


 今日中に硬石と木も採取しないといけないのに、このままでは日が暮れてしまう。


「そうだな。俺は奥の方を見てくるから嬢ちゃん達は、この辺りを任せる」


 そう言うと重い体を揺らしながら奥に走っていった。


「ミミはアルマンとフェニから離れないようにね。それと一応わたしがすぐに行ける範囲で集めてね」

「わかった!アルマンちゃんフェニちゃん行こ!」

「キュピッ!」

「ピュイ!」


 ミミ達は仲良く探しにいく。

 産まれたてとはいえ、アルマンとフェニが護衛しているのであれば大丈夫だろう。


「わたしも近くで探すかな」


 それから1時間ぐらい経っただろうか。

 特に問題なく黙々と採取をしていると、ミミが両手いっぱいに鉄石を持って、わたしに駆け寄ってくる。


「いっぱい取れたね!」

「うん!アルマンちゃんもフェニちゃんも手伝ってくれたんだよ」

「そうなんだ。ミミもアルマンもフェニもありがとね」

「まいお姉ちゃん、くすぐったいよ」


 ミミの頭を撫でてあげるとアルマンとフェニの元に逃げていった。


「それなりに集まったね。後はダルガも持ってくるだろうから、これぐらいでいいかな」


 地面には鉄石の小さな山ができていた。


「ドローパット」


 わたしはマイクラパッドを取り出すと、地面に集まった鉄石に触れてパッドの中に入れていく。


「嬢ちゃんこれで足りるか?」


 作業をしてるとダルガが両手に収まりきらない大きな鉄石の塊を持って戻ってきた。


「うわっ!大きいね。そんだけ大きければ十分だよ。ありがとうね」


 わたしはダルガの持ってる塊と残っている鉄石を全部回収し終えた。


「量も十分に取れたし戻ろっか」


 ダルガを先頭にフェニがわたしの頭に乗りミミの横には、わたしとアルマンが一緒に歩く。

 来た道を戻る途中に、もう少しフラッシュフラワーを採取して無事に洞窟の入り口へと、たどり着いた。


「それでね。どうせここまで来たし時間もまだあると思うから硬石と木も採取したいのよ。みんなお願いできるかな?」

「ミミは、まいお姉ちゃんのお役に立てるなら、なんでもやるよ!」

「嬢ちゃんが何がしてぇのか、分かんねぇが付き合ってやるよ」

「多分村のためになるからよろしく」


 井戸が出来れば命懸けの水汲みなんて行かなくて済むようになる。


「よーし!ダルガは大きい剣があるし木を集めて欲しいかな。ミミ達は、わたしと硬石を採取しようね」

「たくっ!俺の剣は木を切るためのものじゃねぇのによ」

「はーい!」

「キュピッ」

「ピュイ」


 それからダルガは近くの木を切り始め、わたし達は川辺の方に移動して硬石を採取し始める。


「この白い石が硬石だから、探して取ってね」

「うん。わかった!」


 この川辺の周辺には、誰も採取しにこないのか、かなりの硬石が落ちてある。

 これなら、すぐに集め終わりそうだね。


「きゃー!」

「キュピピッー!」


 ミミの悲鳴が聞こえた方を見るとアルマンが2匹のウルフに威嚇している。


「ミミ!アルマンの後ろから離れないで!」


 硬石を投げ出してミミの元に急いで戻る。


「アルマンとフェニは、そのままミミを守ってて!」


 わたしはアルマンに気を取られているウルフに詰め寄ると、顔を蹴り上げるとウルフの身体が浮き上がる。

 浮き上がったウルフの身体に回し蹴りを放った。


 ギャン!


 数メートル吹き飛び光に包まれるウルフを確認すると、ミミから少し離れた所で、アルマンが身体を丸くしてウルフの攻撃から身を守っていた。

 アルマンに攻撃しているウルフの背後に気配を消して、すり寄ると、予め用意しておいた矢をウルフの頭に突き刺した。


「無事か!」


 最後のウルフが光に包まれるとダルガが周りを警戒しながら戻ってくる。


「うん。みんな無事だよ。多分この2匹けど、一応周りを見てきてくれる」

「おう、任せろ!」


 ダルガ走って森の中に入っていった。


「ミミ大丈夫?怪我してない?」

「ミミは大丈夫だけど、アルマンちゃんが!」


 ミミが丸くなったアルマンに走って近づき抱き抱えると、アルマンが顔を出してミミの顔を舐め始める。

 産まれたてでもウルフの攻撃ぐらい平気だろうとは思っていたが、この世界での初めての戦闘だったので少し不安でもあった。

 しかし、アルマンの様子を見る限り怪我もなさそうだし良かったよ。


「アルマンならこれぐらい平気だから心配しないで大丈夫だよ」

「良かった……アルマンちゃん守ってくれてありがとう」

「キュピピッ!」


 アルマンが嬉しそうに鳴いてるとミミの頭に止まっていたフェニが不服そうに飛べない翼を羽ばたいてる。


「ピュイピュイッ!」

「そうだね。フェニもミミを守ってくれたんだもんね。アルマンもフェニもありがとね」

「うん!フェニちゃんも守ってくれてありがとう!」

「ピュイピュ」


 フェニが当然と言うように、満足そうに胸を張って鳴き声をあげた。

 またウルフが来ると面倒なのでミミの事はアルマンとフェニに任せて、わたしは集めた硬石をドローパットに入れる作業を始める。

 作業を終えると同時にダルガが戻ってきたので、木を集めて持ってきてもらい、順番にドローパットに入れ終えると村に戻ることになった。


「今日はみんなありがとね。これでなんとかなるよ」

「それは構わねぇが、村に帰るまで気を抜くんじゃねぇぞ」

「まいお姉ちゃんのお役に立てて良かった!」


 かなりの数の素材をドローパットに入れれたお陰で、レベルも上がったし、物を作れる項目も増えた。

 これで素材は十分に揃ったので、念願の井戸も作れるようになったのだ。


「そうだね。遠足は家に帰るまでが遠足だからね」

「えんそく?」

「何言ってるのか分からねぇよ。さっさと帰るぞ」


 わたしは上機嫌でミミと手を繋ぎ、頭にフェニを乗せてダルガの後を追って行った。

まい「井戸、水!そしてお風呂!ここまでくるのに長かったよ……」

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