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ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのさん〜 06
時間は、少し遡る。レイブンが2発目の気合い弾の魔法を受け流した瞬間、観戦者が湧いた。
「う、受け流した?!」
「すごいぞ! 灰色熊!!」
「すげーっ!! しびれるうっ!!」
「でもよお? アレ……どうやるんだ?!」
「わからん!! 全くわからん!!」
「わからんがっ……燃えるなっ!!」
「燃える!!」
だからおまえら。暑苦しいぞ。
再び、時間は少し遡る。レイブンが2発目の気合い弾の魔法を受け流した瞬間、観戦していた女性神官戦士が、思わず叫んだ。
「受け流しだって?! ふざけるな! そんなこと、あってたまるか!!!」
一拍置いて続けた。
「気合い弾の魔法は……刃物じゃ無いぞ!! キレイに当てられるワケが無いだろう!!」
筋肉ムキムキの、ゴリゴリお姉さんである。
彼女の名前は、ドラナ。神官戦士の枠に収まりきらない、筋骨隆々の戦士だ。
身長は175cm。体重は78kg。彫刻のように鍛え上げられた鋼の筋肉の上に、意志の強さを感じさせる凛々しい顔立ちが乗っている。そんな感じの女性である。
肌の色は健康的に焼けた褐色で、髪の毛は短く刈り上げられている。
琥珀色の瞳が、戦場では鋭い殺気を、平時には姉御肌の包容力を宿していた。




