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ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのさん〜 39

「指先……」

 ジュールがバルナスの指を咥えた。


「そう……指先……」

 バルナスが、ジュールの指先を舐めた。お互いの息が上がり始める。



「ジュールの場合……魔法の出力設定は……大地母神(ニスシャ)様に……お祈りだよね……」

「です……」

 キス。背中に腕を回す。撫でる。


「ずるいよなー」

 バルナスは小さな溜息をついた。気を取り直して、続けた。




「全ての指先に、気合い弾の魔法(フォース)を準備して……」

 バルナスは、両手の指を開き、ジュールの二の腕に当てた。


「親指から……連射……」

 順番に指先に力を入れてみせた。


「連射……」

 ジュールが、バルナスの指の動きをなぞる。




「それなら! レイブン様に……当たります!!」

 ジュールは、嬉しそうだ。バルナスの胸に、頰を擦り寄せた。


「当たるだろうね……」

 バルナスは、ジュールの頭頂部にキスを落とした。




「でも……レイブンの脚は……止まらない……」

「理不尽ですぅ……」

 ジュールが、バルナスの胸に、指先を走らせた。指先で“の”を書いてみせる。



「くすぐったい……よぉ……」

 バルナスが、ジュールの動きをなぞった。


「あ……ん……」

 ジュールの声は、甘い。


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