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ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのさん〜 33

4.完成した?!


 数時間後。バルナスとジュールが籠っている部屋の中には……淫靡な匂いと、これ以上は無いほどの、甘い空気が充満していた。


 肝心の2人は……ベッドの上で動かずに重なり合っていた。毛布こそ掛けられているが、とても淫靡である。




「ジュール……」

「バルナス……様……」

 バルナスとジュールの視線が絡み合う。金色の瞳と、茶色の瞳の中には、お互いの蕩けた顔が映っている。


「キス……しよ……」

「は……い……」

 唇を重ねるだけのキス。2人にとっては、このうえなく甘い時間。



「ちゅっ……」

「バルナス……さまぁ……」

 甘い時間を味わいながら、お互いの理性が、戻ってきているのを残念に思っていた。




「ジュール……」

 バルナスが、ジュールの瞳を覗き込んだ。

「はい……」

 ジュールが、見つめかえす。




「ジュールが、試行錯誤してるのは……レイブンクラスの戦士を、足止めするため……だよね?」

 バルナスは、腕の中のジュールの背中を、軽いタッチで撫でていた。


「そうです」

 ジュールがバルナスの腕を、軽く撫でる。



「そのために、気合弾の魔法(フォース)を……分割して、連射した。だよね?」

「はい」

 2人の唇が重なる。


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