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ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのさん〜  作者: くらま
2.レイブンの受け身講座。
19/40

ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのさん〜 19

 しばらくして……。

「列が減らないな……」

 ドラナがぼやいた。

「お前ら、2度目は無しだ! あたしが、鍛錬できない!」

 子供達に怒鳴った。


「ドラナひどい!」

「おうぼう!」

「れいけつ!」

 子供達は、揃って抗議の声を上げた。


「ほう……」

 ドラナの眼光が、剣呑な光を帯びた。

「いい度胸だな……」

 子供達は、両手を口にあてて、首を左右にブンブン振った。涙目になっている子供もいる。

“い、言って無いよ?!”

“こいつ! こいつが、言ったの!”

 子供たちの内心は……なかなか酷いものだった。


「そのうち、終わるだろ」

 レイブンは呑気に答えながら、子供をぶん投げた。


「だから、オレ達が!」

「投げてやる!」

 おっさん達が、参加してきた。無駄に筋肉をアピールしている。うん。暑苦しい。


「あなたたちには、子供達のフォローを頼みたい」

 ドラナは、相手に口を挟ませなかった。

「受け身を取り損ね、頭を打ちそうな子供がいたら、軽く上に弾いて受け止めてほしい」


「よしわかった!!」

「子供たちよ! 安心して失敗するがいい!!」

 おっさん達の宣言に、子供達はブンブンと首を振った。


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