↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのさん〜  作者: くらま
2.レイブンの受け身講座。
18/40

ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのさん〜 18

「後ろに、コロン!」

「コロン!!」


 次の瞬間……。ぱあんっと乾いた音がした。全員、受け身を成功させた。


 レイブンはニッコリと笑った。

「よしわかった! 投げてやるから、そこに並べ」


 レイブンによる、絶叫アトラクションの開幕である。




「きゃーっ!!」

 女の子は、嬉しそうだ。


「う、うわぁぁぁぁぁぁ……」

 男の子は、ドップラー効果を発動させていた。


 レイブンの周りの列は、なかなか減らない。見かねて、神官戦士たちが声をかけてきた。

「子供たちよ。オレが投げてやろう!!」

「オレもいるぞっ!!」

 無駄に声が大きかった。少々ではなく……だいぶ暑苦しい。


「おっさんたち、殺すなよー。地面に叩きつけたり、思いっきり、上空にとばしたり、しちゃダメだぞー。落下ダメージで、死ぬからな?」

 レイブンは子供をぶん投げながら、呑気に答えた。言っていることは……物騒極まりない。


 レイブンの指摘を受け、神官戦士の方に並びかけていた子供たちが、逃げ出した。まるで、蜘蛛の子を散らすようである。

「あぶねーっ。おっちゃんに投げられたら、死ぬっ!!」

「ぜったい死ぬっ!!」

「死んじゃうー」


 子供たちは、近くにいたお姉さん神官戦士にまとわりついた。筋肉ムキムキの、ゴリゴリお姉さんである。

「おっちゃん、怖いっ! ドラナ投げて!」

「ドラナなら、死なないっ!!」


「よーし。そこに並べー」

 ドラナと呼ばれたお姉さんは、ニッコリと笑った。


 砲台が、二つになった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。