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ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのさん〜 12

 ジュールは左肘をレイブンに向けた。

【G!!!】

 4発目の気合弾の魔法 (フォース)が、発射された瞬間……ジュールの身体が斜め右方向に、飛んだ。


「あ、あら?!」

 発射の反動で、ジュールの身体が飛ばされてしまったのだ。

 気合弾の魔法 (フォース)は明後日の方向に向かって飛んでいるのが、ジュールには見えた。


“顎を引いて!”

 飛ばされた瞬間、ジュールは顎をひいた。


“両手は胸の前で交差!”

 両手を胸の前で交差させる。


“地面に叩きつけられた瞬間に……”


“地面を叩くっ!!”

 パンッ。右手の平で、地面を叩いた。衝撃がきれいに殺される。


「いったい……なにが……」

 ジュールは目をパチクリさせていた。




 ここで、時間は少し遡る。ジュールが気合弾の魔法 (フォース)を両拳と両肘に準備した瞬間……。


“両拳に、両肘? おいおい、本気か?”

 戦士(ファイター)達は、揃って眉をひそめた。


“発想は……悪くない。だが、肘から発射したら……体勢が崩れるぞ……” 

 彼らの心の声は、きれいに揃っていた。結果は、案の定である。


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