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ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのさん〜 11

《ジュール。今回は……当てよう》

 大地母神(ニスシャ)が、拳を突き出すイメージを送ってきた。


“はい! 当てましょう!!”

 ジュールは、コツンと拳を当てるイメージを送った。


 笑い合うイメージの中、ジュールの祈りが完成する。




 ジュールはゆっくりと目を開けた。組んでいた手を開く。


“両手の拳が、淡く光っています”

 両手を握る。


“両肘も……ですね”

 拳を少し持ち上げ、両肘を確認した。


 顔の前に拳を構える。

「シュッ! シュッ!」

 そのまま、両拳で軽く牽制拳(ジャブ)を打つ仕草をした。牽制のためのパンチなので、振りは小さい。右拳を打ち、直ぐに左拳を打つ。


 打ち方のイメージが固まった。小さく息を吸った。


「いきますっ!」


 右拳で牽制拳(ジャブ)を打ちながら、単音節の神聖語を、発した。

【C!!!】

気合弾の魔法 (フォース)が発射される。


 当然のように、レイブンが避けた。


 次の瞬間、ジュールが左拳で牽制拳(ジャブ)を打った。

【Db!!!】

 もう1発の気合弾の魔法 (フォース)が、レイブンに向かって行く。


 レイブンが、ダガーの柄を握りこんだ瞬間……。ジュールが右肘をレイブンに向けた。

【F!!!】

 3発目の気合弾の魔法 (フォース)が、レイブンに向かって行く。


 ガイン!! ガイン!! 


 レイブンは、連続で気合弾の魔法 (フォース)を弾いた。


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