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杜の都のろくでなし〜人生いかにタコにスルメ〜  作者: 雪森蓮


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ゴールデンウィーク、派遣社員死亡のお知らせ

底辺作家が書く底辺生活者の話


大体実話。


Xに載せてる散文をまとめています。


気が向いたら読んでみてください。



昼休み。


僕は休憩室のテーブルに突っ伏していた。


スマホ画面には、

今月のシフト表。


そしてカレンダー。


五月。


人類が最も浮かれる季節。


ゴールデンウィーク。


だが。


日給月給の派遣社員にとって、

それは“祝日”ではない。


“収入消失イベント”である。


「…………」


僕は静かに計算した。


土日。


祝日。


研修期間。


追加出勤なし。


新人。


「…………」


嫌な汗が出る。


そういえば。


今月から職場が変わったのだった。


派遣なので、

変われば当然また研修から。


つまり今。


座学。


ひたすら座学。


そして座学の日は、

残業も追加シフトも存在しない。


「あ」


僕は気づいた。


「前給……」


先月は使えた。


だが。


今月。


研修。


勤務日数不足。


「前給すら危うい……?」


その瞬間。


脳内で何かが崩れ落ちた。


「あああああああ!!!!」


休憩室に絶叫が響く。


周囲の新人たちがビクッとした。


僕は机に突っ伏したまま叫ぶ。


「今月は継続しとくべきだったのかぁぁぁ!!!!」


辞めたかった。


本当に辞めたかった。


マジもう無理だった。


だが。


人間は時に、

“辞めたい”と“辞めるべきじゃなかった”を、

同時に成立させる生き物なのである。


「(´;ω;`)」


僕は泣いた。


社会に。


現実に。


そして五月のカレンダーに。

カクヨムにも同じ話をのせてます。


よろしくお願いします。

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