表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
杜の都のろくでなし〜人生いかにタコにスルメ〜  作者: 雪森蓮


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
10/128

給料日はテトリス

派遣社員・奏のろくでもない日常記録

底辺作家が書く底辺生活者の話

大体実話。

Xに載せてる散文をまとめています。


給料日。


本来なら、

人類が最も幸福になる日のはずだった。


だが。


僕は今、

机の前で死んだ目をしていた。


スマホ。


給与明細。


振込額。


そして。


そこから無慈悲に引かれている、

“前給”の文字。


「…………」


少ない。


いや違う。


少なく見えるだけだ。


未来の自分が、

過去の自分を助けるために払った犠牲。


つまり。


自業自得。


「終わった……」


僕は通帳アプリと睨めっこしながら、

必死に計算を始めた。


「これをここに……」


家賃。


「こっちは先に……」


通信費。


「前給……いや待て……今月あと何日だ……?」


Suica。


食費。


クレカ。


脳内で数字が高速回転する。


まるで。


落ちてくるブロックを、

必死に積み上げるパズルゲームのように。


「…………」


その時だった。


後ろから、

聞き覚えのある声が響く。


「♪俺たち貧しいまえきゅう民!♪」


「…………」


海斗だった。


「♪俺たち貧しいまえきゅう民!♪」


颯太までいる。


「お金の余裕はあるはずなーい♪」


「あるはずなーい♪」


「まえきゅうループに陥ってー♪」


「毎回毎回まえきゅうさーー♪」


「給料日!!」


「テトリス!!」


「うるせぇぇぇぇ!!!!」


僕は叫んだ。


だが。


否定できなかった。


給料日とは、

幸福ではない。


“支払いテトリス開幕日”なのだから。


※俺たち貧しいまえきゅう民→ハートマン軍曹の歌でお楽しみください。

気が向いたら読んでみてください。

カクヨムにも同じ話をのせてます。

よろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ