「ついてない」じゃなくて「憑いてる」お札を心配される不憫王と「伊能さんの情報網」
底辺作家が書く底辺生活者の話
大体実話。
Xに載せてる散文をまとめています。
木曜日 朝
昨日の夜。
結局LINEで散々いじられ。
目が冴えて動画なんか見てしまい。
寝たのは3時頃。
……起きたらギリギリだった。
とりあえず姫にカリカリだけあげて。
昨日買った牛乳を一気飲み。
家を飛び出す。
骨は順調らしい。
でも。
まだ杖がないと歩くのはつらい。
早めに駅へ着いて電車に乗る。
当然のように座れない。
杖をついてヨロヨロしていると。
「あの……ここ、どうぞ」
若いお姉さんだった。
「ア……アリガトゴザマス」
思わず片言の外国人みたいなお礼になった。
(´;ω;`)
優しいお姉さん。
本当にありがとう。
でも。
……僕。
そんなに不憫そうに見えたのか。
_| ̄|○
早く治そう。
伊能さんのカルシウム。
今日もちゃんと飲もう。
◆
木曜日 夕方
久しぶりの仕事は疲れるなぁ。
心なしか。
周りの視線も生暖かい。
風邪もまだ治りきってない。
まぁ。
明日行けばまた休みだ。
それでいい。
杖をついてヨロヨロ歩いていると。
「……長谷川さん、なんか久しぶりに見たよね。」
「うんうん。」
「あの人やばいよね。」
「わかるー!」
「『ついてない』って言ってるけどさ。」
「絶対なんか憑いてるよね。」
「あー!! 間違いない!」
「この間、おばちゃん達がさ。」
『長谷川くんにお札持って行ってあげた方がいいかしら……』
って言ってたよ。
「お札!!!」
「それいいじゃんwww」
「ァ ’,、',、(‘∀) ',、’`,、」
……。
頑張れ。
不憫王。
◆
木曜日 夜
インスタントラーメンに味玉。
海斗にもらったきゅうりをマヨつけてポリポリ食べてたら。
ピロン。
伊能さん(仮名)からだった。
長谷川さん、本日出勤されたそうですね。お疲れ様です。
水分はしっかり取られていますか?
明日、粉末のポカリスエットを持っていきますので、
薄めてたくさん飲んでください。
骨折は甘く見ないよう、ご自愛ください。
……。
伊能さん(仮名)
今日いなかったよな?
なんで知ってるんだ?
謎いなぁ。
ポリポリポリ。
ピロン。
今度は颯太。
(=゜ω゜)ノぃょぅ
明日、お前の快気祝いな。
行く。
……。
僕
まだ治ってない。
絶対
ただ宴会したいだけだろ。
とりあえず。
「猫缶忘れんな。」
とだけ返信しておいた。
気が向いたら読んでみてください。
カクヨムにも同じ話をのせてます。
よろしくお願いします。




