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杜の都のろくでなし〜人生いかにタコにスルメ〜  作者: 雪森蓮


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【悲報】親指骨折の僕、ミルキーで被せ物が取れてお尻から転倒する

底辺作家が書く底辺生活者の話

大体実話。

Xに載せてる散文をまとめています。


水曜日 朝


今日は、なんとか仕事へ行こう。

そう思って、もそもそ起き上がる。


痛い方の足を引きずって顔を洗い、朝ご飯にしようと残っていた

ケークサレを持ってくる。


椅子へ座る。


「……っててぇ。」


普通に座るのも、立ち上がるのも痛い。


結局、ベッドへ腰掛けて朝ご飯を食べることにした。


ふと見ると、前に飴おばちゃんからもらったミルキーがあった。


……朝は甘いものだな。


そう思って口へ放り込む。


ガリッ。


「……。」


差し歯。

というか被せ物。


取れた。


Σ(゜д゜lll)?!


アアモウボクハダメダ。


今日も休んで歯医者へ行こう。


今日から月が変わる。

おちんぎんへのダメージは、まだ少ない。


……たぶん。


(´;ω;`)



水曜日 昼


歯医者の予約が少し離れた場所だった。


歩くのも辛い。


……自転車なら、足の指に体重もかからないし何とかなるかな。


そう思った時点でもうフラグだった。


恐る恐る走る。

意外といける。


骨折した親指をかばいながら、無事に歯医者へ到着。


……その瞬間だった。


降りようとしてバランスを崩す。


思わず足の親指をかばう。


ガシャーン!!!!


「ゔゔゔ……」


僕は見事に、お尻から転倒。

自転車の下敷きになっていた。


「い……痛い……(´;ω;`)」


何事もなかった顔で自転車を置き、歯医者へ入る。


……痛い。


しばらく座っていると少し落ち着いた。


足はテーピング。

引きずって歩く。


どう見ても負傷者だったので、看護師さんも先生も優しかった。


取れた歯も、とりあえず応急処置。


……三千円。


泣けた。


いろんな意味で泣けた。


なんとか自転車で家まで帰り、そのままベッドへ倒れ込む。


…………。


明日。


行けるだろうか。


(´;ω;`)



水曜日 夜


歯医者から帰って、近くにあったものを少しつまむ。

そのままベッドへ倒れ込み、気が付けば寝ていた。


……骨折してから、寝てばっかりだな。


まだ転んだ時のお尻も、腰も、親指も痛い。


よたよた起き上がる。


晩飯……。


食欲もないし、このままもう一回寝ようかな。


カップ麺でもいいか。


そう思っていたら。


ブロロロ……。


スクーターの音。


「(=゜ω゜)ノぃょぅ」


颯太だった。


「飯、作ってきてやったぞ。」


そう言って遠慮なく入ってくる。


姫の餌台の上に、うまそうなパスタとスープが並んだ。


体をひねって受け取ろうとした瞬間。


「いってぇぇぇ!!!」


「まだ痛むのか?」


「いや、今日さ……。」


歯医者へ向かう途中の転倒事件を話す。


「ププクククク……!」


「いやー、お前マジ持ってんな!」


「不憫王だな!!」


……言うんじゃなかった。


「まあ、それなら明日も休めばいいさ。朝飯も置いといたからな。」


「そんなわけにもいかないんだよう!!」


「おちんぎんがないからな!!」


(´;ω;`)


颯太は笑いながら、姫には缶詰とかつぶしをたっぷり。


「じゃ、おやすみ!」


スクーターの音は、あっという間に遠ざかっていった。


悔しいけど。


相変わらずメシはうまかった。

気が向いたら読んでみてください。

カクヨムにも同じ話をのせてます。

よろしくお願いします。


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