不憫ドミノの開幕と、僕を気にかける優しいヤツら(と猫)※なお、颯太がスパダリすぎた件
底辺作家が書く底辺生活者の話
大体実話。
Xに載せてる散文をまとめています。
月曜日 朝
昨日、お風呂場で滑って足の親指をぐきったので、朝一番で整形外科へ行った。
先生。
「骨折ですね^^」
(; ・`д・´)?!!
「隣の指を添え木代わりにテーピングしましょう。一週間後にまた来てください。」
「……はい。」
(´;ω;`)
ああああああああああ!!
自分のばかああああ!!!
おちんぎーーーーーん!!!!!
というわけで。
百均の杖が、また活躍する日々が始まりそうです。
_| ̄|○
◆
月曜日 昼
テーピングと痛み止めをもらって帰宅した。
一話更新して、続きをぼんやり考えていると、急に眠くなってきた。
途中まで書いた話をそのままにして、ベッドへ潜り込む。
……今朝、痛くて早く目が覚めたもんな。
そんなことを考えていると。
ピコン
グループLINE。
颯太だった。
奏、クライアントの都合で予定してた昼飯なくなったんだけど、モールまで来れるか?
メシ奢るぞ!
……非常に。
実に非常に
非情なお誘いである。
いつもなら返信を待たずに飛び出している。
でも
動けない。
今骨折中につき断る。
メシはまた今度奢れ。
そう返信した。
(´;ω;`)
ふぅ。
職場にも、さっき明日休むって電話したし。
……とりあえず寝よう。
そう思って、僕は意識を手放した。
◆
月曜日 夕方
……いつの間にか寝ていた。
隣で寝ていた姫も、いつの間にかいない。
……ん?
キッチンから、いい匂いと音がする。
むくり。
上半身を起こす。
その瞬間。
「ってぇーー!!」
足の親指に激痛が走った。
「お、起きたのか?」
台所からエプロン姿の颯太が顔を出す。
「怪我だから、普通の飯でいいだろ。」
そう言って持ってきたのは、
キムチチャーハン。
スープ。
サラダ。
しかも。
ベッドで食べられるお盆付きだった。
「来る時、ニトリで買ってきた。」
「……出来た嫁だな。」
思わずそう言うと、
「黙れ。それ姫の餌台用。」
……つまり。
僕は姫の物を借りているのか。
「てか、お前マジ不憫属性だな。」
(´;ω;`)
悔しいけど反論できない。
チャーハンは、うまかった。
◆
月曜日 夜
颯太は晩飯の支度までしていった。
動かなくても食べられるように、おにぎり。
漬物。
カルシウムを取れと言って、ヨーグルトとゆで卵。
それらを紙皿に乗せて、ベッドの近くへ置いていく。
……マジで、あいついい嫁になれると思う。
「姫のカリカリも多めに入れといた。」
「また様子見られそうなら来るわ。」
そう言って帰っていった。
海斗もグループLINEを見たらしい。
転んで骨折とかジジイかよ!!!
(゜^∀^゜)゜。 ギャハハ!!!
やかましいわ!!
そのうち見舞い行くわ、と言っていたけど来なくていい。
明日は欠勤。
時間だけはある。
動けないし、と話の続きを書いて更新した。
ふと視線を感じる。
姫だった。
こちらを見上げて、
「にゃーん」
と鳴く。
……心配しているのか。
ご飯の催促なのか。
正直よく分からない。
でも。
僕は不憫かもしれないけど、
僕を気にかけてくれる人たちがいる。
猫も含めて。
それは、少しだけありがたいと思った。
気が向いたら読んでみてください。
カクヨムにも同じ話をのせてます。
よろしくお願いします。




