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杜の都のろくでなし〜人生いかにタコにスルメ〜  作者: 雪森蓮


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36/127

パズルゲームって時間を溶かすよね_| ̄|○

底辺作家が書く底辺生活者の話


大体実話。


Xに載せてる散文をまとめています。

土曜日。


午前三時。


まだ外は暗かった。


奏はゆっくり目を開けた。


「……あ」


そうだ。


昨日。


五連勤。


限界。


二十時過ぎには、

気絶するように寝てしまったのだった。


「…………」


スマホ。


三時。


微妙。


早すぎる。


今起きると、

絶対昼間眠くなる。


昼寝する。


夜眠れない。


月曜死ぬ。


未来が見えた。


「……もうちょい寝るか」


奏は布団へ潜り直す。


明日は洗濯もしないと。


天気どうだろ。


書き溜めもしたい。


昨日、

十話くらいアップしたかったんだよな……。


そんなことを考えながら、

何気なくスマホを見た。


その時。


ふと。


先日入れたパズルゲームが目に入る。


「……一面だけ」


奏は呟いた。


ほんの少し。


脳を落ち着かせるだけ。


そう。


一面だけ。



気がついた時。


朝だった。


「…………」


スマホ。


六時十二分。


「…………」


三時間。


消えた。


奏は布団の中で固まった。


「…………ああああああ」


終わった。


今日。


絶対昼寝する。


書き溜め消える。


洗濯怪しい。


夜また眠れない。


月曜終わる。


未来が、

あまりにも鮮明に見えていた。



昼。


案の定。


奏。


寝落ち。


夕方。


「…………」


外。


薄暗い。


洗濯。


してない。


書き溜め。


ゼロ。


前給だけが、

気持ちよさそうに寝ていた。


「お前はいいよな……」


ニャー。


夕方。


奏はぼんやりしていた。


休日。


終わった。


洗濯してない。


書き溜めゼロ。


パズルゲーム三時間。


人生。


終わってる。


「…………」


前給だけが、

満足そうに丸くなっていた。


その時。


ピンポーン。


「…………」


嫌な予感しかしなかった。


ドア。


開ける。


海斗。


颯太。


いた。


「来んな!!!!」


「なんでだよ」


海斗は悪びれない。


颯太はコンビニ袋を持っている。


「明日から仕事だから」


「だから?」


「うどん食いに来た」


「帰れ!!!!」


数十分後。


鍋。


ぐつぐつ。


冷凍うどん。


卵。


めんつゆ。


冷蔵庫の半端野菜。


全部投入。


海斗。


「うめー」


颯太。


「こういうのでいいんだよ」


奏。


「僕の休日が……」


海斗は笑った。


「でも一人で悶々としてるよりよくね?」


「…………」


少しだけ。


その通りだった。



夜。


三人。


うどん。


テレビ。


前給。


「……明日仕事かぁ」


奏が呟く。


海斗。


「行きたくねぇ」


颯太。


「在宅だからまだマシ」


「ずるい」


「転職すれば?」


「できたらしてる」


沈黙。


そして。


海斗。


「まぁなんとかなるだろ」


「ならねぇよ」


でも。


少し笑った。

気が向いたら読んでみてください。


カクヨムにも同じ話をのせてます。


よろしくお願いします。

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