髪の毛はいつか伸びるから問題ないもん(´;ω;`)
底辺作家が書く底辺生活者の話
大体実話。
Xに載せてる散文をまとめています。
前髪が、目に入る。
いずい。
鬱陶しい。
奏は鏡を見ながらため息をついた。
そろそろ髪を切る時期だった。
いつもなら、
駅前の激安理髪店へ行く。
千円ちょっと。
安い。
だが。
今の奏には、秘密兵器があった。
百均。
すき鋏。
「……いける」
根拠のない自信だった。
◆
数十分後。
洗面所。
沈黙。
「…………」
奏は鏡を見つめていた。
終わった。
明らかに。
なんか短い。
しかも左右違う。
「…………」
その時。
ピンポーン。
最悪だった。
海斗と颯太。
「来んな!!!」
遅かった。
海斗が奏の顔を見る。
数秒停止。
そして。
「。゜(゜^∀^゜)゜。ギャーハッハッハッハッハッハハッハッハッハッハッハ!!」
崩れ落ちた。
颯太。
「……クックック」
「笑うな!!!!」
海斗は息できていなかった。
「なんだその頭!!!!!」
「うるさい!!」
「事故ってんじゃん!!!」
「激安でも千円以上するんだぞ!!!」
「千円払えよ!!!!」
颯太は肩を震わせていた。
「お前……その頭で明日仕事行くの?」
「どうせ接客じゃないからいいんだよ!!!」
海斗。
「アメリカソックス、ついにアメリカのホームレスみたいになってんぞ!!」
「殺す!!!!」
奏は最後の希望として、前給(猫)を抱き上げた。
「前給……お前だけは僕の味方――」
「シャーーーッ!!!」
「裏切り者おおおお!!!!」
◆
翌日。
職場。
女子A。
「……長谷川さん髪切りました?」
奏。
「…………自分で」
女子A。
「あっ(察し)……」
その“あっ”が、 一番傷ついた。
気が向いたら読んでみてください。
カクヨムにも同じ話をのせてます。
よろしくお願いします。




