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杜の都のろくでなし〜人生いかにタコにスルメ〜  作者: 雪森蓮


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髪の毛はいつか伸びるから問題ないもん(´;ω;`)

底辺作家が書く底辺生活者の話

大体実話。

Xに載せてる散文をまとめています。


前髪が、目に入る。


いずい。


鬱陶しい。


奏は鏡を見ながらため息をついた。


そろそろ髪を切る時期だった。


いつもなら、

駅前の激安理髪店へ行く。


千円ちょっと。


安い。


だが。


今の奏には、秘密兵器があった。


百均。


すき鋏。


「……いける」


根拠のない自信だった。



数十分後。


洗面所。


沈黙。


「…………」


奏は鏡を見つめていた。


終わった。


明らかに。


なんか短い。


しかも左右違う。


「…………」


その時。


ピンポーン。


最悪だった。


海斗と颯太。


「来んな!!!」


遅かった。


海斗が奏の顔を見る。


数秒停止。


そして。


「。゜(゜^∀^゜)゜。ギャーハッハッハッハッハッハハッハッハッハッハッハ!!」


崩れ落ちた。


颯太。


「……クックック」


「笑うな!!!!」


海斗は息できていなかった。


「なんだその頭!!!!!」


「うるさい!!」


「事故ってんじゃん!!!」


「激安でも千円以上するんだぞ!!!」


「千円払えよ!!!!」


颯太は肩を震わせていた。


「お前……その頭で明日仕事行くの?」


「どうせ接客じゃないからいいんだよ!!!」


海斗。


「アメリカソックス、ついにアメリカのホームレスみたいになってんぞ!!」


「殺す!!!!」


奏は最後の希望として、前給(猫)を抱き上げた。


「前給……お前だけは僕の味方――」


「シャーーーッ!!!」


「裏切り者おおおお!!!!」



翌日。


職場。


女子A。


「……長谷川さん髪切りました?」


奏。


「…………自分で」


女子A。


「あっ(察し)……」


その“あっ”が、 一番傷ついた。


気が向いたら読んでみてください。

カクヨムにも同じ話をのせてます。

よろしくお願いします。


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