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杜の都のろくでなし〜人生いかにタコにスルメ〜  作者: 雪森蓮


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27/129

どうせ人生戦力外だし(´;ω;`)

底辺作家が書く底辺生活者の話


大体実話。


Xに載せてる散文をまとめています。

昼休憩。


昨日は牛丼だった。


贅沢した。


だから今日は、

休憩室で済ませる予定だった。


奏はロッカーを開ける。


カップラーメン。


まだ温存したい。


非常食。


最後の砦。


「…………」


今朝の寝坊は痛かった。


弁当どころか、

おにぎりすら持ってこれていない。


「……なんか買うか……」


奏は一度外へ出た。


ツルハ。


安い。


いつものルート。


だが。


今日は違った。


「……からあげくん食いてぇ……」


欲望だった。


完全に。


奏はローソンへ向かう。


**************


「からあげくんと……

 なんかパン……」


パンコーナーをフラフラ見ていると。


ぽん。


肩を叩かれた。


「(; ・`д・´)!?」


振り向く。


海斗。


いた。


「何でいる!!!」


「いや俺営業だし」


海斗は普通に答えた。


「近く得意先あるんだよ」


「怖ぇよ……」


**********


海斗はニヤニヤしている。


嫌な予感しかしなかった。


「さっきさ、

 そこのなか卯で飯食ってたんだけど」


「うん」


「近くの女子が話してた」


終わった。


直感した。


「“いつものアメリカがさー、

 今日は戦力外だったよwww”」


「やめろ!!!!」


「“見た? あの人いつも変なTシャツ着てるよね!”」


「やめろって!!!!」


海斗は爆笑していた。


「人気者だな! お前!!!」


「ああ……」


奏は天を仰いだ。


「……詰んだ……」


何が詰んだのかは、

よく分からなかった。


だが。


確実に何かが終わった気がした。


********


数分後。


海斗の奢り。


からあげくん。


ローソンの手作りカツサンド。


奏は近くの公園で、

モソモソ昼飯を食べていた。


風。


日差し。


鳩。


そして。


「……戦力外ってなんだよ……」


からあげくんだけが、

やたら美味かった。

気が向いたら読んでみてください。


カクヨムにも同じ話をのせてます。


よろしくお願いします。



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