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座学研修はドーピングで。
底辺作家が書く底辺生活者の話
大体実話。
Xに載せてる散文をまとめています。
座学研修。
「では次に、応対品質について――」
眠い。
だめだ。
文字が頭に入ってこない。
奏は静かにポケットへ手を入れた。
エスタロンモカ。
最後の一錠。
「…………」
使うべきか。
いや。
まだ午前だ。
午後もある。
ロープレもある。
質疑応答とかいう地獄もある。
奏は考える。
これは。
“今”じゃない。
生存戦略だ。
まるでRPGのラストエリクサーみたいに、
最後のモカを握り締める。
すると隣の席から声。
「顔終わってますよ」
同期だった。
「……寝てないんで」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないです」
正直に答えた。
そして帰宅後。
奏はドラッグストアで、
そっとモカを買い足す。
レジ。
会計。
財布の中身。
残高。
絶望。
だが。
モカは必要だ。
生きるために。
更新のために。
海斗が言う。
「前給、お前そのうちカフェインで動く妖怪になるぞ」
颯太。
「もうなってる」
奏。
「うるさい……」
気が向いたら読んでみてください。
カクヨムにも同じ話をのせてます。
よろしくお願いします。




