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杜の都のろくでなし〜人生いかにタコにスルメ〜  作者: 雪森蓮


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裏で「アメリカ」って呼ばれてたらしい

底辺作家が書く底辺生活者の話

大体実話。

Xに載せてる散文をまとめています。


それはまだ三月半ばの頃の話。


春。


……のはずだった。


だが。


職場は違う。


暖房。

パソコン。

人。

密閉空間。


結果。


”灼熱”


「暑っ……」


奏はロッカーを開けた。


長袖。

無理。

死ぬ。


僕は静かに判断する。


半袖Tシャツ。

パーカー。

ジャージ。


そして。

裸足にクロックス。


「……よし」


完璧だった。


少なくとも、

僕の中では。


出勤。

エレベーター。

同期達。


そして。


休憩時間。


女子社員が、

不思議そうな顔で聞いた。


「長谷川さんって……」


「はい?」


「アメリカ人ですか?」


「は?」


僕は固まった。


「え?」


「え?」


女子社員も困惑している。


「いやなんか……」


「その格好……」


「…………」


僕は自分を見た。


半袖。

パーカー。

ジャージ。

裸足クロックス。


「…………」


海斗が聞いたら爆笑する。


僕は確信した。


その日の夜。


「ギャハハハハハ!!!」


やっぱり爆笑された。


「なんでアメリカ人なんだよ!!」


「いやお前、“海外のスーパー来た男”みたいだったぞ!」


颯太も腹を抱えている。


「コストコ感すごい」


「意味わかんねぇよ!!」


海斗は涙を拭きながら言った。


「前給、お前そのうちホットドッグ片手に出勤しそう」


「しねぇよ!!!!」


だが。


海斗のせいで、

翌日コンビニのホットドッグを見た時に少しだけ迷った。

気が向いたら読んでみてください。

カクヨムにも同じ話をのせてます。

よろしくお願いします。


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