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杜の都のろくでなし〜人生いかにタコにスルメ〜  作者: 雪森蓮


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【湯治の代償】追い焚きなしアパートの罠と、見なかったことにしたい数字

底辺作家が書く底辺生活者の話

大体実話。

Xに載せてる散文をまとめています。


水曜日 朝


あっちーー!!!


残暑なのか、

急に暑い。


これはきっとカミサマが


「今日は家で姫とエアコンつけて涼みなさい。」


と言っている。


(言ってない)


そんな僕の耳元で

貧乏神様が囁く。


「一昨日、休みましたよね?^^」


「先月の欠勤地獄で何が起きたか、忘れましたか?^^」


(´;ω;`)


……。


そうだ。


僕は、

おちんぎん戦士。


今日も戦うのだ

クソハゲと。

理不尽な客と。


僕は水筒に氷と水道水を詰め。


冷凍庫から凍らせたペットボトルを取り出し、

隼号にまたがる。


そして今日も

戦場へ向かった。


◆


水曜日 夕方


今日も概念モード(*ΦωΦ*)で乗り切った。


(・∇・)


そして。


あづい!!!!!!


何だよ!!


暑いよ!!

おかしいよ!!!


姫、大丈夫かな

そう思っていたら。


ピロン


颯太からLINE。


颯太


「姫の様子見に来た。」


「部屋暑かったから、エアコン少し下げてサーキュレーター回しといた。」


「あと冷やし中華作っといたから冷蔵庫な。」


「ちゃんと口内炎しみにくいゴマだれにしたから感謝しろ。」


(=゜ω゜)ノ


さすがママ。


……てか。


来月の電気代怖いんだが?!


((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル


◆


颯太ママの冷やし中華を平らげる。


姫には、

かつぶしとレトルトご飯。


今日も

なんとか過ごせたなぁ。


……。


と。


先月の水道代の請求書が目に入った。


僕は


じっと見る

目を逸らす。


もう一度

じっと見る。


【9,430円】


…………。


は?

え?

は??


なんで。


そう思って気が付いた。


うちは追い焚きができない。

お風呂は毎回お湯を張るタイプ。


しかも。


細かい温度調整もできない。

熱いお湯を入れて水でうめるタイプだ。


そして先月


僕は転んで

腰を強打した。


足も骨折した。


だから僕は

毎日、お風呂に入っていた。


ァ ’,、',、(‘∀) ',、’`,、


……。


忘れよう。


うん。


寝ればきっと夢になる。


明日起きたら。


僕は異世界の貴族に転生しているはずだ。


姫もきっと、


可愛い猫耳少女になって、


僕のそばにいるに違いない。


きっと。


うん。

きっと。


「9,430円」なんて、なくなっているはずだ。


僕は請求書を見なかったことにして

布団をかぶった。



気が向いたら読んでみてください。

カクヨムにも同じ話をのせてます。

よろしくお願いします。


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