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杜の都のろくでなし〜人生いかにタコにスルメ〜  作者: 雪森蓮


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【湯治の代償】追い焚きなしアパートの罠と、見なかったことにしたい数字

底辺作家が書く底辺生活者の話

大体実話。

Xに載せてる散文をまとめています。


水曜日 朝


あっちーー!!!


残暑なのか、

急に暑い。


これはきっとカミサマが


「今日は家で姫とエアコンつけて涼みなさい。」


と言っている。


(言ってない)


そんな僕の耳元で

貧乏神様が囁く。


「一昨日、休みましたよね?^^」


「先月の欠勤地獄で何が起きたか、忘れましたか?^^」


(´;ω;`)


……。


そうだ。


僕は、

おちんぎん戦士。


今日も戦うのだ

クソハゲと。

理不尽な客と。


僕は水筒に氷と水道水を詰め。


冷凍庫から凍らせたペットボトルを取り出し、

隼号にまたがる。


そして今日も

戦場へ向かった。



水曜日 夕方


今日も概念モード(*ΦωΦ*)で乗り切った。


(・∇・)


そして。


あづい!!!!!!


何だよ!!


暑いよ!!

おかしいよ!!!


姫、大丈夫かな

そう思っていたら。


ピロン


颯太からLINE。


颯太


「姫の様子見に来た。」


「部屋暑かったから、エアコン少し下げてサーキュレーター回しといた。」


「あと冷やし中華作っといたから冷蔵庫な。」


「ちゃんと口内炎しみにくいゴマだれにしたから感謝しろ。」


(=゜ω゜)ノ


さすがママ。


……てか。


来月の電気代怖いんだが?!


((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル



颯太ママの冷やし中華を平らげる。


姫には、

かつぶしとレトルトご飯。


今日も

なんとか過ごせたなぁ。


……。


と。


先月の水道代の請求書が目に入った。


僕は


じっと見る

目を逸らす。


もう一度

じっと見る。


【9,430円】


…………。


は?

え?

は??


なんで。


そう思って気が付いた。


うちは追い焚きができない。

お風呂は毎回お湯を張るタイプ。


しかも。


細かい温度調整もできない。

熱いお湯を入れて水でうめるタイプだ。


そして先月


僕は転んで

腰を強打した。


足も骨折した。


だから僕は

毎日、お風呂に入っていた。


ァ ’,、',、(‘∀) ',、’`,、


……。


忘れよう。


うん。


寝ればきっと夢になる。


明日起きたら。


僕は異世界の貴族に転生しているはずだ。


姫もきっと、


可愛い猫耳少女になって、


僕のそばにいるに違いない。


きっと。


うん。

きっと。


「9,430円」なんて、なくなっているはずだ。


僕は請求書を見なかったことにして

布団をかぶった。



気が向いたら読んでみてください。

カクヨムにも同じ話をのせてます。

よろしくお願いします。


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