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杜の都のろくでなし〜人生いかにタコにスルメ〜  作者: 雪森蓮


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名言炸裂。「姫は三人の猫だぞ」~術後のお迎えと山形名物『だし』~

底辺作家が書く底辺生活者の話

大体実話。

Xに載せてる散文をまとめています。


火曜日 朝


今日は普通に休みだ。


体調も

心なしか良い気がする。


でも

朝の催促がない。


少しだけ寂しい。

………と思っていたら


ピロン


颯太からLINEが来た。


颯太


「姫迎えに行ってからそっち行く。」


「昼頃かな。」


「雪森先生、今日休みだろ?」


「差し入れ持ってくわー。」


(*ΦωΦ*)!!!


差し入れ!!!


なんだろ!!


きっと。

美味しいものだ!!!


お昼の楽しみができたので

僕は安心して

二度寝することにした。



火曜日 夕方


昼寝していたら、

すっかりお昼を過ぎていた。


ガチャ。


玄関の音で目が覚める。


「おー、起きたか。」


颯太だった。


姫は胴衣を着せられて、

ちょこんと座っている。


「溶ける糸使ってるから抜糸はいらないって。」


「様子がおかしかったら連れてきてってさ。」


「調子悪そうなら呼べよ。」


「……颯太、すまんな。」


そう言うと。


「は?」


「姫は俺と海斗とお前、三人の猫だぞ?」


……まぁ。


そっか。


そのまま颯太は台所へ向かい、


野菜たっぷり。

ささみまで乗った素麺を、

手際よく作り始める。


「あ、これ差し入れ。」


そう言って渡されたのは、

小さなタッパーとアイス。


「ヘ(゜д゜)ノ ナニコレ?」


「ん?」


「ああ、それ『だし』。」


「うちのばーちゃん山形だから、作り方聞いた。」


相変わらず、

珍しいもの作るなぁ。


「俺、在宅ワークだから料理作るの趣味だし。」


……。


在宅ワークだと、

料理趣味になるものなのか?


甚だ疑問だけど。

まぁ、そういうものなんだろう。


「薄めで甘めに味付けしたから。」


「口内炎もしみにくいと思うぞ。」


相変わらず

颯太ママは気配りがいい。


僕らは、

冷やし中華みたいに具だくさんの素麺をすすりながら、

帰ってきた姫を撫でた。



火曜日 夜


颯太が差し入れてくれたアイスと

買い置きのヨーグルト

それから今日も作ってくれた卵雑炊を食べて、

僕は布団に転がった。


姫は心なしか、

いつもより大人しい。


パソコンを開いて、

一話だけ更新する。


まぁ。

今日もPVはきっと増えない。


いつものことだし。

気にしない。


……。


気にしないよう。


(´・ω:;.:...


明日と明後日行けば。

また休みが来る。

今の希望は、それだけだ。


うん。


(´;ω;`)


ふと姫を見ると、


かつぶしはぺろりと平らげてあった。


この様子なら、まぁ、大丈夫かな。


今日は早めに寝ようっと。



気が向いたら読んでみてください。

カクヨムにも同じ話をのせてます。

よろしくお願いします。


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