名言炸裂。「姫は三人の猫だぞ」~術後のお迎えと山形名物『だし』~
底辺作家が書く底辺生活者の話
大体実話。
Xに載せてる散文をまとめています。
火曜日 朝
今日は普通に休みだ。
体調も
心なしか良い気がする。
でも
朝の催促がない。
少しだけ寂しい。
………と思っていたら
ピロン
颯太からLINEが来た。
颯太
「姫迎えに行ってからそっち行く。」
「昼頃かな。」
「雪森先生、今日休みだろ?」
「差し入れ持ってくわー。」
(*ΦωΦ*)!!!
差し入れ!!!
なんだろ!!
きっと。
美味しいものだ!!!
お昼の楽しみができたので
僕は安心して
二度寝することにした。
◆
火曜日 夕方
昼寝していたら、
すっかりお昼を過ぎていた。
ガチャ。
玄関の音で目が覚める。
「おー、起きたか。」
颯太だった。
姫は胴衣を着せられて、
ちょこんと座っている。
「溶ける糸使ってるから抜糸はいらないって。」
「様子がおかしかったら連れてきてってさ。」
「調子悪そうなら呼べよ。」
「……颯太、すまんな。」
そう言うと。
「は?」
「姫は俺と海斗とお前、三人の猫だぞ?」
……まぁ。
そっか。
そのまま颯太は台所へ向かい、
野菜たっぷり。
ささみまで乗った素麺を、
手際よく作り始める。
「あ、これ差し入れ。」
そう言って渡されたのは、
小さなタッパーとアイス。
「ヘ(゜д゜)ノ ナニコレ?」
「ん?」
「ああ、それ『だし』。」
「うちのばーちゃん山形だから、作り方聞いた。」
相変わらず、
珍しいもの作るなぁ。
「俺、在宅ワークだから料理作るの趣味だし。」
……。
在宅ワークだと、
料理趣味になるものなのか?
甚だ疑問だけど。
まぁ、そういうものなんだろう。
「薄めで甘めに味付けしたから。」
「口内炎もしみにくいと思うぞ。」
相変わらず
颯太ママは気配りがいい。
僕らは、
冷やし中華みたいに具だくさんの素麺をすすりながら、
帰ってきた姫を撫でた。
◆
火曜日 夜
颯太が差し入れてくれたアイスと
買い置きのヨーグルト
それから今日も作ってくれた卵雑炊を食べて、
僕は布団に転がった。
姫は心なしか、
いつもより大人しい。
パソコンを開いて、
一話だけ更新する。
まぁ。
今日もPVはきっと増えない。
いつものことだし。
気にしない。
……。
気にしないよう。
(´・ω:;.:...
明日と明後日行けば。
また休みが来る。
今の希望は、それだけだ。
うん。
(´;ω;`)
ふと姫を見ると、
かつぶしはぺろりと平らげてあった。
この様子なら、まぁ、大丈夫かな。
今日は早めに寝ようっと。
気が向いたら読んでみてください。
カクヨムにも同じ話をのせてます。
よろしくお願いします。




