フクシュウとチョコレート1-11
この作品はフィクションです。
さて。
今更な感じもあるけど、とりあえず言っておきたいと思う。
私は、人間じゃない。
………まぁ、そりゃそうだよね。あのやり取り見てれば、大抵の人は、私が普通の人間じゃないことをわかるはず。
じゃあ、私は何なのか、って事なんだけど…。
なんて言えばいいのかなぁ…。
正直に言っちゃえば、『黒』、なんだけど、黒、って言われても、人間には多分わからないはず。人間にとっては色の名称だから。
さらに言えば、人間、って名称も実際には違うんだけど、言い出したきりが無いからね。人間、っていう名称で通すことにする。
で、そんな人間の言葉を借りるのならば、私は………
悪魔、っていうのが、一番近いかな。なんか、あんまり好きじゃない言葉の響きだけど。
まぁ、いいや。細かく考え出すといろいろ面倒いから、私と見た目だけ猫野郎は、見た目は人間と猫だけど、実は悪魔、ってことで、ひとつよろしく。
で、
そんな悪魔が、人間達の世界に紛れ込んで何してんのか、ってことなんだけど…、
ん~~~………、上司命令?
さっき、ちょろっと名前出したけど、エズアウォード様、っていうのが、私と見た目だけ猫野郎の、まぁ、いわゆる上司。名前長いから、陰ではこっそり、エズやん、って呼んでるのは秘密。
で、そのエズやんから、人間の世界で調子こいてる奴らをしばき倒してこい。手段は問わん。って命令を受けたもんで、こうしてる。って感じ?
まぁ、いろいろあんのよ。悪魔にもね。
そんなわけで。
今日もお仕事に向かうのさ。悪魔の方のね。
黒。その対は、白。混ざれば、灰色。




