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小話  作者: 鈴神楽
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鬼が住む島

鬼が住む島。

本当の鬼は、誰だったのか?

 その島には鬼が住んでいると言われていた。

 問題の島には二人の住人が住んでいた。

 一人は、身の丈十尺(約三メートル)の大男、もう一人は年老いた老人であった。



 そんな島に数人の旅行者が漂流した。

 旅行者達は、森に入り込もうとした時、大男が襲い掛かってきた。

 そして、旅行者達は驚き、海岸まで逃げていった。

 旅行者が森に入ろうとするたびその大男は旅行者達に襲い掛かりました。

 旅行者達の中でも勇気有る男が有る提案をしました。

「自分があの鬼の動きを止めている間に森に入ってくれ」

 色々な反論も挙がったが、食料が底を着きそうだった旅行者には、もう余裕が無かった為、その作戦が決行される事になった。

 男は勇気を振り絞って大男にしがみ付き、その間に何人かの旅行者が森に入っていきました。



 そして森に入った男達は老人と会います。

「貴方達は森の入り口の鬼に足止めされていたのでしょう。さーこれを飲んで落ち着いてください」

 男達はその老人の勧めるままに老人が差し出した飲み物を飲んだ。



 大男は必死に森に向おうとしたが、勇気有る男は必死に足止めをした。

 そんな時、海岸から救助の声が聞こえました。

 大男は自分に必死にしがみ付く男に言いました。

「早く、皆と一緒に救助船へ行きなさい。森に行った人は、私が必ず連れて行きます」

 大男が喋った事に驚き勇気有る男は手を離してしまいました。

 そして大男は森の中に消えていきました。



 森に入れなかった旅行者達は、救助船に連れられて、知りました。

 この島に遭難者が出た時は、何時も森からSOSの狼煙が上がっている事を。

 そして、血塗れの大男が居ました。

 そして大男は、森に入った旅行者を海岸に置いて森に帰っていきました。

 海岸線に置かれた旅行者は皆無傷でした。



 その後の調査でその島には一人の狂った生物学者が居て、自分の息子で人体実験で殺し、学会から追放されて、あの島で密かに実験をしていたらしい事が解かった。

 そして、あの島には不気味に改造された動物の死骸が無数に存在していた事も。

 その生物学者は、研究室で殺されていた。

 その隣には人体実験の際死んだはずの科学者の息子が自分の胸を貫いて死んでいた。



 その島には鬼が住んでいたと言われる。

 問題の島には二人の鬼が住んでいた。

 一人は、科学にその魂を売った鬼、もう一人は父親によってその姿を鬼と化しながらも、人間の心を忘れられない鬼が住んでいた。

どっちの鬼が怖いかって言われたら一択ですよね。

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