表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
前向きに‼レジ業務体験記  作者: 登本


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/30

9. 2月は逃げる 恵方巻き

 2月、レジでバリバリ働いて無い。あれっきり、コレっきり、でレジに近よっても無い。

「時間が取れないので1日に1時間から、2時間しか教えられません。」

と伝えられた。それ以外は、やっぱり値下の女よ。で、今日は2月、節分の日。寿司にいる。惣菜で巻き寿司を作る女よ。やる気、元気、根気。

「レジからきました。登坂です。よろしくお願いします。」

返事無し。みんな無視。こわっ。もう、とっくに仕事してる。おかしいな?時間は合っているはずだ。出遅れたのか?バイトだからか?まあいいわ。実力でカバーよ。実は家でひと足早く、練習で巻き寿司を作った。そして、もう食べた。節分は終わった。実力を見せてやる。海苔を置いてシャリ、具を置いて巻く。簡単だ。材料の順番やグラム等、細かく決まっているが誰でも作るれる。ここで、シャリの重さを、はかって私に渡す人が、焦らすのだ。山積みだ。巻く人は工程が沢山あるのに、シャリ係は一つ。ちょっと、他のことしたらどう?ジロリ…見る。アッ、つまみ食い。ワザワザ下で隠れて食べたな、この人。見てしまった。ドキドキ。見間違いかも。

「登坂サンもちょっと食べてください。」

「えっ?良いんですか?」

共犯か?

「確認です。」

確認とは?モグモグ食べてしまった。食べろって、言葉にも弱いのだ!

「お、おいしです?」

うん?このコメント違うのか?確認って?

「具が欲しいです。」

この言葉でしょ。

「これは、業者が作ったシャリです。まれに酢が効いてない場合があるので、試食を必ずしてます。」

へー

「大丈夫です。効いてます。」

「ずっと、味見をしていて味がわからないので、変わってください。」

「良いですよ。」

いいよ。いいよ。味見。美味しい。嬉しい。楽しい。

まずった。今日は節分。大量の巻き寿司。手巻き。恵方巻き。全てに酢飯。味見。口の中が酢飯だ。私も味がわからない。昼休憩、昼ご飯も喉に入らない。なんだか、身体も酢飯になった感じがする

14時過ぎに巻き終わった。

本日の業務終了。

帰り際、本間サンに出会う。

「登坂サンすご〜い、入ったばっかりなのに、デイリーに惣菜にレジに、何でも出来るね!」

えっ⁇何でも出来る⁇嬉しい。酢飯の女から一気に何でも出来る女へ。

その言葉で、毎年立候補して、恵方巻き援助に行くことにした。

もちろん、自分が巻いた、形の悪い恵方巻きを購入して帰る。2日目の節分に家族には、「昨日は、イブだから。今日が、本番だよ。」

みんな、黙って食べる。願いごと叶いますように。

明日も、頑張ろ。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ