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前向きに‼レジ業務体験記  作者: 登本


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47. 困った

 今日も、ガンバるジョ〜

 ちょっと風邪気味。

 やる気、元気、根気。




 今日は、有人レジで7時間勤務だ。

 手の不自由なおじいちゃんが、レジ袋へ商品を入れて欲しいと言ってきた。もちろん。OKだ。

 ピッとして入れる。ピッとして入れる。何回か繰り返して、おじいちゃんが私に

「ウチの嫁に来てくれ‼」

 と言ってきた。ハア!⁇⁇な、何だって⁇

 心でビックリだ。絶対に聞き間違いだ。絶対に安易な返事は出来ないのだ。落ちついて、少し、マスク越しに深呼吸だ。もう、一回きくのだ。


「すいません、もう一度お願いします。」

「ウチの嫁に来てくれ‼」

 ハア⁇聞き間違いじゃ無かったのか?ビックリし過ぎて、

「なんじゃ〜⁇」

 し、しまった。思わず出る広島弁だ。2人でビックリだ。そして、しばし見つめ合う…………

 嫁にきてくれ?私には聞こえた………方言だ。

 訛りが強い、絶対違う?しっかりと聞き取れた。まさかの公開プロポーズ?

 ヤバイ、困った。誰かに相談するべきか?考えがまとまらない……


 数秒後、おじいちゃん、私の事、外国人だと思ったのか?急に身振り手振りで一言も口に出さず、ジェスチャーで伝えてきた。ウン、ウン、私も乗っておく。一言も喋らず。うなずく。

 レジ袋を⁇手が不自由で⁇知ってるよ。一番に理解したよ!にっこり笑顔で指差して、知ってる。OKだよ!身振りで伝えた。

 おじいちゃんが身振りで?両手でクルリ⁇

 なんだ?なんだ?

 両手でクルリ、クルリ、

 わかった(笑)

 レジ袋を結んで欲しいんだな!

 簡単だよ!!OK出来るよ!

 結んであげた。喜んで帰っていく。

「ありがとーございました。」

 なんだ良かった。公開プロポーズ?違った(笑)

 しかし、方言難しい。私には、なぜか?どうして?嫁に来てくれ!と聞こえた。あせった。誰にも話せない。秘密だ。



「両替して下さい」

「すいません。こちらでは、両替出来かねます。サービスカウンターにて承ります。」

 レジで両替のみは、出来ないのだ。

 商品を買って、支払い時に出るおつりを、両替する事はできるのだ。ややこしいケドごめんよ…お断わりなのだ。



「五千円札を新札に変えて下さい。」

 はい?うーん?両替ではないから出来るのかな?

 今日は、要求が厳しい客に当たるなぁー。困ったな…両替ではないから、やってみるかな?

「お預かり致します。」

 お金を、両手で受け取り預かった。レジへ投入だ。両替ボタンを押すと?

 両替だな?つまり、五千円が千円札や、小銭に出来るのだ。ダメ。ダメ。新札希望だから?新札ボタンがあるのか?ジロジロ...あるわけない。動きが止まる。

「新札みたいなお札でもいいです。」

 イヤ。イヤ。妥協案ありがたいケド、札の選択ができない事が今さら身に沁みてわかった。返金だ。返金。投入して気を持たせてしまった。

「大変申し訳ございません。機械が対応出来ない用です」

 ヘンテコな断わり文句だ。困った。

「サービスカウンターで出来ますか?」

 エッ!それは分からない?どうだろう?できたらいいなー、顔に出た、、か?

 サービスカウンターへ行った。

 その後、

 どーして、新札へ変えれると思ったのか?山野サンが笑って聞いてきた。沢山、お金あるし?一枚ぐらい出来そうじゃん?と思ったのだ。それに禁止された両替違うし。

 有人レジも、サービスカウンターも同じレジだよ。教えてもらったのだ。そうか対応出来ないのか、残念だ。悪いことしたな…新札あげたかったなー。


 明日も、頑張るぞ!


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