36. 8月 お盆の日さらに続き
やった〜‼2人制だ。気が楽になった。
朝10時出勤で、もう、疲れたのだ。
お〜全レジ2人制だ。早いぞ‼早いぞ!車なら高速だ。ブルン、ブルン、ガンガン行くぜ!
ピッ、ピッ、この配置、失敗なんじゃないか⁇と、思ったのは開始2秒だ。
ワタシ、金銭授受とカゴ詰め担当⁇なぜスキャンでは、ダメなのか?と思った。
いくらスキャンが早くても、カゴ詰めモタモタだ。さらに、スキャンが早くて、焦ってしまい、グチャグチャだ。悲しい…パートナーの山本サンもビックリだ。少しして山本サンが
「次、何がいる⁇何、取ったらいい⁇」
と、聞いてきた。ワタシ…何も要らない…場所変わって欲しい。なんて言えない。
山本サン、自分がカゴから渡す、商品の順番が悪いのか?と思ったのだ。グチャグチャだからね…山本サン悪くないよ。
強いて言うなら、みんな、買いすぎだ。節約と言う言葉、知らないのだ…
次、次、客を帰していく。
精算の場面でモタモタの人が出た。お婆さんだ。小銭を出しきって、財布を軽くしたいのだ。モタモタして、全部出し切る。
「ありがとうございました!」
帰って行く。
次は、仕事が激早の‼山本サンが一人でカゴ詰めして、終わっていた。お〜‼私、金銭授受ダケだ⁉コリャ良いぞ。カゴ詰め無しだ。精神的に楽だ。山本サンありがとう‼
数分後、そんな極楽環境は終わった。ピークが過ぎたのだ。山本サンは本来の持ち場、サービスカウンターへ戻って行った。
次は、また花だ…茎を指差して
「ココで切ってくれない⁇チョット長いのよ〜」
「はい⁇」
う〜ん⁇切るって…ハサミだよね?レジにあるのは、紙バサミだけだ。切れるわけ無いだろ⁇キョロ、キョロ、する。えっ!隣のレジでは切ってた⁉え〜‼紙バサミだよ〜⁇花バサミ違うよ?
よし‼私もやってみる。ガシガシ切れない。茎に傷が付いただけだ。コレは、無理だ。最悪だ。売り場へも、もう、戻せない。傷つけたから。つまり、売れない。チラッ、客を見る。切れる‼と期待してる目だ。
なっ、ハサミの種類が違うだろう!
切れるカッ⁇力が入ってキレた。切れた。き、キセキだよ〜やった〜
ハア、ハア、
「ありがとうございました〜」
後ろを、何気な〜く見ると、山本サンが、セルフレジのアテンダントをしていた。目が合った瞬間、真剣な顔で、
「登坂サン変わって‼」
「はい‼」
思わず、すぐ返事を返してしまった。
ココはドコ⁇私は誰⁇アテンダントだ‼‼セルフレジだ‼‼
セルフレジなんて、まだ、習ってないのだ‼急遽アテンダントになってしまった。山本サンはお客サンを追いかけて消えた。
どうしよう…ドキドキする。私なりに考えた。
よし、ベテランの雰囲気を作って…監視をする。事にした。こなれた感じを目標に‼、とりあえず、歩いてみた。ゆっくり、コソコソ、ソロ〜リ、ソロ〜リ、キョロ、キョロ、挙動不審だ。不審者だ。全然ベテランじゃあない(笑)どーしよう!
ピンポーン呼出音だ。または、エラー音だ。
「はーい‼」
返事は堂々と、しっかりした声で、内容は
「すいません、解除の仕方わかりません‼」
はっきり言い切る。
「ハア⁇」
「……」
ピンポーンさらに鳴る呼出音‼
「はーい‼」
返事は、しっかり。
「解除の仕方わかりません‼」
さらに堂々と応えた。しっかりお客サンと目を合わせ、解除はわからないけど、お金はもらう。心で伝えた。
「……」
また、鳴る呼出音、ピンポーン‼コレで3台目、絶対絶命だ、解除しないと、セルフレジからお客サン帰れない。私も帰せない‼
異変を感じて、サービスカウンターから人が来た。次、次、対応して行く。最後に、山本サン帰って来て一件落着。じゃあない、未払い発生だ。それで、追いかけて行ったのか…
私は、レジへ戻った。
そうだ、仕事はまだ、セルフレジもあるのだ。いずれ、セルフレジも覚えてもっと仕事をするのだ‼向上心いっぱいだ‼やるぞー
明日もがんばるぞ!
燃える暑い日…




