11. 2月は逃げる レジ研修
今日から、研修中の張り紙を貼って本物のレジを触る。お金も本物がジャラジャラでてくる。さらに本物のレジにも研修モードがある。良く出来てる。機械だ。全て本物。本格的になった。買い物カゴの中身も、本物だ。冷蔵や生鮮食品はないけど。やる気、元気、根気。今日もみなぎっているのだ。
私もアイドルとしてのデビューも近いはず。女優だった。ちなみに、一人立ちする時は、デビューっていうようだ。この年でデビューはいつ?って考えている。ワクワクする。ついでに、レジの仕事のことをCSカスタマーサービス。ここ最近知った。近年よく聞くカスハラはここからきたのか?余り、関係ないけど、キャビンアテンダントCAみたいだ。ここは地上だけど。
まずは、スキャン。右手で持って、左手で通す。ピッっと音がする。本物の音だ。へへへ、かっこいい女。
難関が来た。2リットルのペットボトルは右手だけで持ち上げられない。重い。ぷるぷるする。精算カゴに入れ変えるだけの、簡単作業のはずだけど片手だけでは無理だ。両手でするしかない。山野サンのお手本は片手だ。次、卵のバーコードがわからない。教えてもらう。次、ペットフードのバーコードもわからない。お菓子のバーコードはわかる。バラの人参じゃがいもはタッチパネルで。ビニール袋に入れる。このビニール袋が開けない。開けてもらう。ピッ、ピッの音が響く。この電子音、悲しいかな、心電図の音に聞こえてきた。だいぶゆっくりだ。もうすぐ止まるかもれない。悲しい。イメージと違う。
精算カゴの中身はある意味、凄惨だ。スキャンの順番が悪い。卵はだいたい最後が基本。ペットボトルは良いとして、次に卵はまずい。じゃがいも、人参の置く場所は卵の上になる。この、入れ替え作業。メチャクチャ難しい。硬い物はしたへ。取り出しやすいように考えて、とイロイロ言われたが、これは、難しすぎる!詰め替えるだけなのに。
しかも、何度やっても、袋が早く開けない。
こんな所で時間がかかるなんて。山野サンもビックリ。今日はまさかのスキャンで終わりそう。お金なんてまだ触れない。
くやしい。この袋タフレンという名前らしい。タフレン。くやしい。2回も言う。名前のタフが特別きにいらない。
せっかくCAの扉を開いたばかりなのに、間違えた、CSだよ。
明日こそは、上手く出来るか?自信がない。
いや、でも、頑張るんだ!




