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6.計画という名の理想論

 タイトル通りです。


 小説を書くスケジュールでも、テスト勉強の予定でも、とにかく計画を立てると計画とは名ばかりの理想論になりがちでした。


 計画というのを立てる際に、ついつい自分のトップスピードを基準に計画を立ててしまう、というようなことばかりでした。


 そうした計画はどうなるかというと、結果は言わずもがなというものです。すぐに頓挫して放りました。


 人間、調子の良い時もあれば悪い時もあるもので、それを無視して自分の調子が良い時の能力を基準にしてスケジュールを立てるというのは、現実的ではないです。


 百メートルを12秒で走れる人が、千メートルを120秒で走れるか、といったら無理な話です。


 短距離には短距離の走り方があるだろうし、長距離には長距離の走り方というものがある筈。


 計画が理想論となってしまった具体例を書くとすると、冒頭でも挙げた様に、小説を書くスケジュールを立てた時がその例の一つとなります。


 調子が良ければ一時間に五千字ぐらいを書けたりするけれど、それは本当に調子のいい時であって、普段はそこまで速く書けないです。


 平均的に、一時間で二千字ぐらいを書ける程度です。


 調子のいい時しか毎時間五千字を書けないのに、それを基準にして小説を書くスケジュールを組み立てたとしても上手くいく筈がない。


 普通に考えればそうだと簡単に理解できる。分かっていた筈でした。


 その筈なのに、理解していた筈なのに、それにも関わらず私はどうしてかつい計画を立てる時に、まるで現実味のない、まさに「理想論」とでも呼ぶべきものを組み立ててしまうことが多かったです。


 恐らくは私だけの話ではなく、けっこう多くの人がこういう経験をしてしまうことがあるんじゃないかと勝手に思っているところです。


 理想というのは美しいものです。だから惹かれるし憧れます。


 けれど、理想はあくまで理想。


 自分の能力を把握し、それに基づいて計画を立てたいと思っています。


 理想を追い求めるのは結構だけど、現実を顧みないで夢や理想ばかりを見ても仕方ない様に思えます。


 スケジュールを組む時は、ちゃんと実現可能なものを組むようにしたい、そう思います、本当に。


 実現できないスケジュールを幾ら組んだところで無意味で、ただ時間をムダにするだけで本当に意味がないと、今まで立てた計画を振り返って痛感する次第です。


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