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45.困難の分割

 難しいことは分割して考える、というのがやはり常道なのでしょうか。


 何か困難なこと、というのは幾つかに分解してそれらに取り組むことが最も早い解決に繋がる、ということが往々にしてあるような気がします。


 物理や数学の問題を解く時なんかみたいな感じでしょうか。個人的には物理の問題を解くのは好きでした。


 大学受験程度の問題だと、そこまで思考の飛躍というか跳躍というか、発想が重要なことっていうのは少ない気がします。


 数学の問題は取り組むのが好きでしたが、解くのは苦手でした。


 自分は数学や物理などで、その応用よりも理論的な方面に興味がある側の人間でした。


 微積分は、その操作を通じて面積や体積を求めたりすることよりも、積分や微分の公式を求める過程を理解することが面白かったし、問題演習はそこまで好きじゃなった思い出があります。


 単純なことが組み合わさって難しいことが生まれると個人的には思っていて、難しいことを分解していけば単純な基礎へと還元できるのではないか、と漠然と感じます。だから、やっぱり困難というのは、分割して処理するべきなんじゃないか、と思いはするものの、分割するのにも限度というのがあるように思います。


 最終的には、哲学の領域に至って非常に難しい問題に直面することでしょうし、やっぱりある程度の段階まで分割し、問題を遡った時点で一旦は止まるべきでしょう。


 説明が下手なので、具体例を用いて上の文を説明してみようと思います。このエッセイみたいな連載で度々、話題にしていますが自分は数学で疑問にぶち当たって、その問題を理解する為に一から学ぼうと思い立ったことがあります。


 何か数学の問題を解いていて躓いた。そこで何が分からないのか、を考えてみました。色々と考えてみると疑問はどんどん湧きます。その中に、『数とは何だろうか』という疑問がありました。


 数学の四則演算というのを理解するのは楽ですが、『四則演算とは何だろうか』と一旦疑問に思ってみると、それに回答するのは難しいことです。


 直観的には簡単に理解できることを、言葉を用いて論理的に説明するというのは概して難しいものです。


 ある程度、原理的なことについては疑問に思うことを止めて「受けいれる」ことも必要なんだと思います。そうではないと、いつまでも前に進めず足踏みをし続けることになってしまいます。


 数とは何か、世界とは何か、意識とは何か、他者とは何か、タイムトラベルとは何か、時間とは何か。


 単純なことの様に思えて、理解しているように思えて、けれど実際にふと突き詰めて考えてみると理解し難いこと、というのは非常に多くて嫌になるけれど、楽しくもあります。


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