44.楽と楽しさ
この二つは字面は似ているけれど、非常に違う。
楽という状態は個人的には非常に好きな状態です。何もしないで、部屋だぬぼーっとしている時間ってのは最高の時間の一つだと思う。
けれど、それは別に楽しくはない。心地いいし疲れない、けれど楽しくはない。
楽しいという感情は、何かしらエネルギーが必要だと思います。
何か行動しないと楽しいという状態にはなかなかならない。
映画を見たり、アニメを見たりといった受動的な行為でも面白さを感じることは出来るけれど、やっぱり主体的に行動する要素が少しはないと、楽しさというのは生まれないのではないかと思います。
まあ、何か動画を見ることにもそれなりにエネルギーは必要だとは思うけれど、それでもその量は少ないものです。
自分なんか、何もしたくない、という様な状態になることがよくあります。何も文字を読みたくないし、何も音を聞きたくない。
何もしたくない。
けれど、それでもやっぱり何かを求めてしまう。何か心を満たしてくれる様なモノを漠然と欲している様な状況というのがあります。
求めなければ、何も得ることはできないのにも関わらず、自分からは何も動こうとせずに何か面白いこと、何か楽しいこと、という漠然とした何かが勝手にコチラへと近づいてこないかな、なんて考えていたりする。
天才ではない、大きな物語の主人公ではない。
美少女と知り合いではない、変わった経歴を持ってはいない。
特殊な能力など何もない。
そんな人間を、誰が主体的に楽しませてくれるというのか。
そんな人間を、何が楽しませてくれるのだろう。
自分から動かなければ、自分が漠然と思い抱いている面白い何か、楽しい何か、というのは実現しない。
思うだけでは無力で、行動が伴わなければ無意味です。
楽な生活を求め、動くことを厭い、必要最低限のことしかしない。そんな風に生きるのも、確かに一つの理想像ではあると思う。
それを否定するつもりは毛頭ない。
けれど、私が思う理想像ではない、それだけは確かなことで、そして、それを理解しているからこそ、楽な状態に甘んじて怠惰に過ごそうとしている自分に、少なからずイライラとしてしまいます。
楽な状態、というのは本当に惹かれる。そして、往々にして私はその様な状態から自分を動かすことがヘタクソで、時間を大量に浪費してしまう。改善したいけれど、さてはて。




