43.無料の産物
私は一時期フリーゲームというのにハマりました。その中でも最も好きなのが『Ruina 廃都の物語』というRPGツクール2000で作られたゲームです。これが本当によく出来ている。
フリーゲームというのは無料のゲームです。最近はネットで無料のモノが本当に多く手に入ります。ゲームだけでなく、ゲームを作るソフト、イラスト製作ソフトとか。
作ったモノを無料で公開する、その理由とは一体なんなのですかね。
私もこうやって、無料で読める文章を公開しているわけです。前にも書きましたが、フリーのノベルゲームを作ったこともあります。
自分の成果物を多くの人が無料で利用できる、見たり弄ったりすることができる。無料で公開する精神というのは、いったいどこから来るのか。
無料で公開して、返ってくるのは感想ぐらい。オープンソースのソフトウェアとかなら、また違うんだろうけど。
ゲームを公開したら、レスポンスは感想ぐらいのモノです。製作者というのは、感想を求めて作っているのだろうか。そう考えてみると、そうではなくて、ただ自分が作りたかった作ってついでに公開してみた、という人も多い気がします。
有名になりたいから、という理由で何かを作る人というのも多いと思うけれど、それ以上にやっぱり作っていて楽しいからという理由で作る人が多いのでしょう。
私自身も、小説を書いて『小説家になろう』で連載をしたことがありますが、連載して有名になってやるぜ、と息巻いて小説を書いたことよりも、ただ単に趣味で小説を書いたついでにネットで公開してみるか、ということの方が多かったように思います。
無料で作られる成果物の多くは、やっぱり多くは製作者の知的欲求や好奇心を満たす為に作られたモノであって、自己承認欲求を満たす為に作られた代物はそこまで多くないのではないかと思います。
ところで、イラストを描く人というのは自分が好きな絵を描きたいのか、それとも他人から評価される絵を描きたいのか、どっちが多いのですかね。
私の観測範囲内では、自分の好きな絵を描くことを目標としている人が多いです。しかし、2chとかでは他者に認められるような『上手い絵』を描くことを目標にしている人がそれなりに居るように思えるのです。
これは何も絵を描くことに対してではなくて、小説を書くことに対しても言えて『多くの人に評価される』=『大量の評価ポイント』を求めて小説を書く人というのも多く居るように思います。
大勢に評価されること、というのも確かに重要なことではあると思うけれど、評価軸が自分にはないというのは少し不安定じゃないかな、と自分は思います。
好きな風にやればいいのですけどね。
少なくとも私は、私自身が好きだと思える物語を書きたいと思っています。




