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36.他人の言葉を引用する文章が嫌い

 タイトルの通りです。


 他者の言葉を借りた文章があまり好きではない。


 それは多分、借りた先の文章や言葉というのは大抵の場合は既に有名であったり、権威的な人の言葉であることが多いからだと思う。


 有名な人の言葉を借りて自説、自論を強めようというのが個人的には気に入らないのだと思う。


 例えば――


 かの発明王エジソンの言葉にこういうものがある『天才とは1%のひらめきと99%の努力である』と。


 天才になる素養があったとしても、努力をしなければ天才にはなれない。才能を持っているか否かに関わらず、努力するということは重要なことであると言えるだろう。


――みたいな文章が私は嫌いです。別にエジソンの言葉を引用せずとも、自論を主張は出来るだろう、と思うわけです。


 有名な言葉、権威ある人の言葉を利用することは、自分の言葉を薄めることにもなりはしないか、とも。


 やっぱり自分の考え、自分の思考というのは、その源流が他者の受け売りであったとしても、自分の言葉で表現することが大切なんじゃないかと。


 名言や格言を借りることなく、自分の言葉で伝えることが重要なのだと、そう思うわけです。


 タイトルは少しばかり言いすぎたかもしれない。他人の言葉を引用することでしか、表せない種類の文章というのはあるわけですし。


 名言や格言、および誰かの発言に対する批評というのは、その言葉を引用するのが自然だろうし、しなければ意味が分かりにくいと思います。


 有名な言葉を使うことで、何だか自分も少しばかり有名になった気分や、偉くなった気分になることもあるかもしれないけれど、やっぽりそれは錯覚であって、少し時が経てば空しい気分になるだろう。


 虎の威を借る狐のようには、なりたくないものです。


 自分で考え、自分で思考し、自分の言葉で表現するというのは大切なことだけど、やっぱり考えるというのは面倒であることが多いです。


 何も考えずに反射的に行動するのは楽だし、面白い時もある。


 自分なんかは、RPGのレベル上げとか、あまり頭を使わないで済む反復作業がけっこう好きだったりします。


 考えないで出来る作業というのは、何だか心地よい気分になるときがあります。


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