19.言葉は行動の代替にならない
誰もが知っている事実。
けれど言葉の効用というものは確かにあって、気分的に良い効果を与えることが多々あります。
しかし、本当に言葉が行動の代替にはならない、ということを私は今でも理解していないように思います。
中学生の頃に友人からPS2用ゲーム『.hack//G.U.』を借りてプレイしたことが切っ掛けで、プログラムやハッカー、ネットゲームに興味を抱くようになりました。
家にあったノートパソコンでハッカーについて調べて、有名な文書『How To Become A Hacker』の日本語訳を読みました。
そこに『心構えは技能の代用にならない』と書かれています。しかし、中学生の時の私はこれを読んで理解したつもりになっていたけど、理解していなかったと今では分かります。
この文書を読んで気分を高揚させて『ハッカーになってやるぜ』みたいなことを私は思いました。そして、そのページを印刷して何度も読みました。
読みました。
分かると思いますが、読んだだけで終わりました。
ハッカーに一歩も近づかずに、私は中学校を卒業しました。
いい文章を読むと、『おっしゃー、俺もやってやるぜ』という気持ちになって、気分がよくなります。
しかし、やっぱり行動するというのは面倒なことです。
そして、文章を読むのは体を動かす必要がなくて楽な作業です。その結果、私は気分を鼓舞するような文章を読むことばかりして、行動が伴わないような人間になった気がします。
高校生の時には、参考書のまえがき、前文、序文、あとがき、などといった頭を使う必要のない部分を読んで、著者が読者に対してエールを送ったりしているのを読み気分をよくして本を閉じる、みたいなことをよくしていました。
少しだけ、中学生の時にハッカーになるためにした勉強を書いてみようかな。
本当に触りだけやって、放棄しましたね。
html、css、python、java、Cを勉強しようとして参考書を買ったりしました。python、java、Cはhello worldと表示するぐらいで止めた記憶があります。
本当に初っ端で止めましたね。少し進んでエスケープシーケンスとか、配列とかが出た辺りで、億劫になって取り組むのをやめた記憶があります。
どれだけ意気込もうが、崇高な理想を持とうが、行動しなければ無意味です。何もしないのに、前に進めるわけがない。
私は、そんな簡単な事実をすぐに忘れてしまいがちです




