ep.14 最後の晩餐(2)
涼七視点です。
「はぁー…」
私は、自分でも驚くような大きなため息をついた
(最近、さとりの事を見るとなんか、こう変な感じが…して、)
最近私は、さとりに対して表しにくい何かを抱き始めたのに気がついた…それは、日に日に、傷付いたさとりを見ると大きくなっていく…
前までは、だいぶ前の露とさとりが楽しく過ごしていたことは、とても嬉しかった。だけど、今は、心が痛くてモヤモヤして…露にさとりを渡したくないっていう〝イケナイ〟考えが頭によぎる。
「なんで…私、こうなったんだろう……」
いつからだっけこうなったの…確か…露が居なくなって、さとりが泣いて、さとりを慰めて、さとりに感謝されて、さとりを守りたくて…
「さとり…」
小さくそう呟いた
「…あれ?こんな場所に女の子?」
私の真後ろから女の子の声が聞こえた。
「誰?」
「私?私は…大椛千紫。千紫万紅っていう四字熟語から取ったんだってー」
千紫と言う私より幼そうな女の子がどうしてここにいるのと思い聞こうとして口を開くと同時に千紫は、
「ねぇねぇ、私と遊ばない?」
「遊ぶ…?」
「そうそう!私と花一匁しようよ」
「花一匁?だけど、それって二人じゃできないよ」
私が言い終わると同時に千紫は歌い始めた。
「勝って嬉しいハナイチモンメ♪負けて悔しいハナイチモンメ♪─」
「なんか、怖い…」
私は、千紫がただただ怖かった。
「─あの子が欲しい♪」
私は黙って歌が終わるのを待つ
「相談しましょ?」
「…どうしたの?遊んでくれないの?」
私は、その問いに小さく頷きたかった…
「まぁ、いいわ。ねぇ、長月露。彼を荒凪さんに渡してほしいの…あなたでもいいんだけど?涼七さん」
千紫は、微笑みながらそう言った。
荒凪紀伊…彼は、露を狙っている。その為に彼は、私に非人道的な実験を行い…
「っ…」
「うーん…まぁ、涼七さん。あなたに頂くね」
その時、私は何かを飲まされてそれからの意識が無かったのだった。
過去を振り返るとあまりどう言う意味か分からなくなってくる。まぁ、うん(^_^;)




