表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おだんご太平記  作者: 東のマ王
2章 立派な武士になれるように頑張っていたら仲間が増えたよ。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
42/63

2ー1話

 こんにちは、僕は織田勘十郎信勝、5歳、みんなから勘十郎ってよばれています。

 僕はなんとあの有名な織田信長の弟なんだー。すごいでしょう。

 とは言え、信長にいちゃんもまだ子供で立派な武士になれるように日々努力して頑張っているところなの。

 僕も信長にいちゃんに剣の稽古をつけて貰っているんだー。


 そんな僕には人には言えない秘密がいくつかあって。

 まず一つ目は、現代から過去の武将の子供に生まれ変わったの、ビックリだよね。

 なんでそんな事が起きたのか僕にも分からないけど気が付いたらそうなっていたのだから僕はこの時代で立派な武士になれるように頑張っています。

 頑張ると父上と母上が褒めてくれるからコレはもう頑張るしかないって感じ。


 そしてもう一つは、召喚魔法みたいな魔法が使えて、なんとあの秀吉さんが晩年に作らせた黄金の茶室、アレを黄金じゃない普通の小屋のような姿にした物を呼び出す事ができるの。

 その茶室はただの茶室じゃなくて、もちろん茶室だから中でお茶をいれて飲む事ができるのだけど、それだけじゃなくて霊力を消費してお茶受けのおだんごを作る事ができるの。

 この時代はまだお砂糖があまり街に出回ってないから僕の砂糖をたっぷり使ったみたらし団子とかあんこのお団子はとっても美味しくて、みんな僕の作るおだんごが大好きでみんなにおだんごを作って食べさせてあげているんだ。

 僕もお腹が減ったらオヤツに良く食べているけどね。ふふふ。

 おだんごはともかくとして、僕が茶室を召喚できたり魔法みたいな事が出来る事を父上と母上に知られたら僕はお寺に修行に出されてこの家に住んでいる事ができなくなっちゃうから、その事は父上たちには内緒なの。

 みんなもこの事は秘密にしてね。

 じゃないと僕泣いちゃうからね。


 えーと、その他にも鼓舞とか風玉って魔法も使える事は使えるのだけど、鼓舞の方はすごい効果があるモノじゃないし風玉の方もあまり得意じゃなくて上手く使えるようになったらその時に見せてあげるね。

 きっと、人をビューーって吹き飛ばしちゃうようなすごい術になると思うから期待して待っていてね。


 ええと、僕の事は大体そのくらいかな?


 あっ、この前、大きな戦いがあって。

 松平・今川の4万人にも及ぶ連合軍が僕たちが住むこの尾張を攻めてこようとしたの、それに対してコチラの兵は父上が率いる僅か3千人ちょっとと、もう10倍以上の差があるしどうなる事かとヒヤヒヤしたのだけど、父上はその10倍以上の軍勢に勝って相手方を尾張から追い払ってしまったの、流石は尾張の虎と言う異名があるだけの事はあるって感じ。すごい!


 その戦いは大勝利に終わったのだけど、僕は子供でその戦いに参加した訳じゃないし事の経緯を話で聞いただけなのだけど、僕もその父上の息子で信長にいちゃんの弟なのだからこのままのほほんとしている訳にはいかないと思って新しい事にチャレンジしてみようと思っています。

 と言う訳で。


勘十郎「チヨ、例の物を持って来てくれた?」

ちよ「はい、お持ちしました」


 僕がそう尋ねると僕のそばにいたオレンジ色の着物を着けた僕より年上の11歳の女の子がそう答えました。

 そのチヨは僕の遊び相手と言うかお世話係の子で名前はチヨ、あのマッチョで力持ちの柴田勝家さんの従兄弟の女の子なんだ。

 勝家さんの従兄弟の子だけはあって力が強くて信長にいちゃんよりも力は強いかも。

 ムキムキのマッチョとかではないし見た目的には普通の女の子と変わらないのだけど、そう言う血筋なのかも知れないね。

 まあソレは良いとして。


勘十郎「それでは始めますか」


 僕はチヨから受け取った着古した古い着物を作業台の上に置きました。


ちよ「若様、本当にするのですか?」

勘十郎「うん、桜も大丈夫って言ったから大丈夫だと思うの」

ちよ「そうですか……」


 チヨは心配そうにしているけど桜がそう言ったのなら大丈夫だよね。

 あっ、桜と言うのはチヨの隣にいる桜の花びらみたいな柄の着物を着ているチヨより2つか3つ歳上に見える女の子で。

 なんと僕が呼び出したこの茶室の奥の部屋の中にいたアンドロイドの女の子なんだ。

 なんで茶室の中にそんな子がいたのか僕にも分からないけど、重要な施設の中には警備用のゴーレムとかが居るのは割と普通の事だから多分そんな事なんじゃないかと最近思っています。

 桜は僕が呼び出した茶室だけじゃなくて僕の護衛もしてくれているからとっても頼りになるんだ。

 戦闘面ではあの柴田勝家さんに試合で勝っちゃうほどの腕だからとっても頼りなるのだけど、でも桜は目覚めたばかりであまり物事とか人の常識みたいな事は知らないみたいでチョット困った事が度々起きたりするけど、そのくらいは僕が教えてあげないとダメだと思っていま色々教えてあげている途中なの。


 おっと、また話がそれてしまいましたね。

 それじゃあさっそく作業を始めましょう。

 その部屋の中を見回すといま着物を置いた作業台の他に小さな木槌と中くらいの大きさの木槌と大きな木槌が目に入りました。

 今回は初めてと言う事が一番小さな木槌を使おうと思います。

 一番小さいといっても物を叩く槌の部分がボックステッシュの箱より一回りか二回り小さいくらいの大きさがあるから普通の金槌より大きいのだけど。

 では、この小さな木槌を手に持って。


勘十郎「いくよー。えーーい!」


 僕はそう叫ぶとその木槌を大きく振り上げて作業台に乗っている着物に勢いよく叩き付けました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ