41話
土田御前「ふぅ〜〜、こうして勘十郎ちゃんのお茶をいただくのはいつぶりかしら。こうしていると凄く落ち着くわね」
ちよ「そうですね。ふぅ〜〜」
桜「…………」
僕のいれてあげたお茶を飲みながら母上とチヨがそう話したよ。桜は……うん、いつもと同じとりあえず目の前にお茶が出されたから飲んだだけ、といつも通りと言った感じですね。
勘十郎「でも、宴会が3日も続くとは僕思ってなかったよ」
そう、父上をお風呂に入れてあげたあの後から3日間ぶっ通しで宴会が続いていたんだものビックリしちったよね。
土田御前「それだけ大きな戦だったのですから仕方ないのよ」
ちよ「若様いったん自分の家に帰ってソチラで一晩休んでそれからこのお屋敷に来る人もいますし二晩家族の元で過ごしてそれからお屋敷に来る人もいるでしょうし、それは仕方がないと思いますよ」
勘十郎「あっ、そうだね」
父上はそのままこの家に帰って来たけど家臣の人達も自分の家に帰って家族の顔が見たいだろうし、ソレは仕方がないのかな。
土田御前「それに勝利の話を聞いてお祝いに駆け付けて来てくれた方も大勢いますし、なおさら仕方ないわね」
勘十郎「あっ、そだね」
そんな人もいたし父上はずっと上機嫌で来てくれた人とお酒を飲みながら楽しそうに笑って話をしていたけど、そう言う事なら仕方がないのかな。
勿論、今回の戦いで怪我をしたり亡くなってしまった人もたくさんいるらしいけどそう言う人のためにも生き残った人たちは笑って酒を飲むのがなによりの供養になるんだってさ。
土田御前「勘十郎ちゃんも大変だったわね」
勘十郎「えっ、僕?」
土田御前「ええ、あの人が変な約束をしてしまったせいで、大変だったでしょう」
あっ、あの事ですか。
そうなんだよね。父上が生きて戻ったら僕のおだんごをみんなに食べさせると話したらしくて、もうのんびり宴会を楽しむと言うよりおだんごを作りまくっていたような感じだったよね。
勘十郎「僕ができるのはそのくらいだから大丈夫なの」
そう、僕がみんなのためにできる事はおだんごを作ってあげる事くらいだし。
みんなが喜んでくれたら僕も嬉しいしからなにも問題ないよね。
土田御前「そう? あれだけの数を作るのは大変だったでしょう」
勘十郎「そこまでは無理してないから大丈夫なの」
戦の時は父上に届けるために何度も気を失って大変だったけど、今回は数は多かったけど気を失うほど作り続けた訳じゃないし。
それに戦の時に何度も気を失うほど無理をしたせいか僕の霊力がグングン増えて、なんと12も霊力が増えて46になったんだ。
その後の宴会の時もたくさんおだんご作っていたから更に霊力が増えて今の僕は霊力が49になったんだ。すごいでしょう。
土田御前「そう。でもこうしてやっと落ち着いてお茶をいただけるようになって良かったわね」
勘十郎「うん」
ホント勝ってよかったけど戦争なんてないのが一番いいよね。
トンテンカントン……。
勘十郎「あれ? コレはなんの音?」
急に聞こえて来た音が気になり僕はそう尋ねました。
土田御前「ああ、コレは大工がお風呂を作っている音よ」
勘十郎「えっ、お風呂って家にお風呂を作っているの?」
そんな話は僕初めて聞いたかも。
土田御前「ええ、勘十郎ちゃんに入れさせて貰ったあのお風呂がとっても気持ち良かったらしくて、あの人も自分のお風呂が欲しくなったみたいで大工を呼んで作らせているのよ」
勘十郎「そうなんだ」
あの後、父上と約束した通り母上と信長にいちゃんもチャント僕のお風呂に入れてあげました。
毎日、全員入るのは少し大変と言うか、一回お風呂に入ると髪をかわしてお風呂を出るまで1時間くらいは軽くかかってしまうから、男の人の日と女の人の日を作って1日置きに父上と信長にいちゃんの男の子チームと母上とチヨと桜の女の子チームが交互に入る感じにしています。
僕はまだ子供だから両方一緒に入って僕は毎日お風呂に入っているよー。
僕は子供だし僕のお風呂なのだからそのくらいの役得があってもいいよね。
それと信長にいちゃんもまだ子供枠だと思うから母上たちと一緒に入ってもいいと思うけど、信長にいちゃんは女と一緒に入れるかー。と言って男の子チームの日にだけお風呂に入っています。信長にいちゃんは硬派な男の子なのです。
勘十郎「どんなお風呂ができるのかな?」
土田御前「さあ、私も詳しくは聞いないから分からないけど、出来たら入れさせて貰いましょう」
勘十郎「うん!」
僕のお風呂もいいけど他のお風呂にも入ってみたいし、できるのが楽しみだね。
あっ、そうだ。僕のお風呂はあの茶室の中の床の間を通らなくてもドコでもドアーみたいな物が出せるようになって、そのドアを開けるとあのお風呂の先の廊下の突き当たりの所に出たり入れるようになったの。
コレで茶室の秘密がバレる心配はないし、安心して母上たちをお風呂に入れてあげられるようになったの。
お風呂に入れさせてあげてソレで僕がお寺に出されちゃったら本末転倒みたいな事になっちゃうから、そのドアが呼び出せるようになってよかったー。
勘十郎「そう言えば、最近信長にいちゃんを見かけないけど、どうしたのだろう?」
信長にいちゃんは信長にいちゃんで部屋でお勉強とかをしている筈なのだけど、信長にいちゃんの部屋の前を通っても居ない時が多いんだよね。
信長にいちゃんはどうしたのかな?
土田御前「あの子は見回りに行っているみたいよ」
勘十郎「見回りですか?」
土田御前「ええ、今回の戦で色々思うところがあったみたいで、あの後も町の見回りを続けているそうよ」
勘十郎「そうなんだ」
うぅん、信長にいちゃんって偉いよね。
僕なんてあの時おだんごを作っただけで、信長にいちゃんはあの戦の時に見回りをして戦いが終わった後もずっと続けていたなんてスゴく偉いと思います。
僕もなにかした方がいいのかな?
僕も信長にいちゃんの弟だし立派な武士になるためにはもっとみんなの役に立てるようになにかをした方がいいのかな?
うん、それは後でじっくり考えるとして、いまはお茶を飲んでのんびりしましょう。
ちよ「若様、そろそろアレが欲しいのですが」
勘十郎「あっ、アレ? それじゃあちょっと待っていてね」
僕はそうチヨに答えるとみんなの分のおだんごを作ってみんなで美味しくおだんごを食べるのでした。
うふふ、みんなで食べるおだんごはとっても美味しいね♪
ココまでお読みいただきまして、ありがとうごいます。
一章はココまでになります。
楽しんでいただけたでしょうか?
投稿する前に確認しているのですが、改めて読み返すと誤字がー、脱字がー、言葉尻がオカシクね? と色々ミスを見付けていつかチャント直さないとと思いながら続きを書いています。
読みづらくてスミマセン。
勘十郎の話はまだまだ続きますので、このままお付き合いいただければ幸いです。
それではまた。東のマ王




