表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋愛至上主義の世界 vs. 絶食系リアリスト~神々のとんでも恋愛フラグを全て塩対応回避して現代帰還を目指す~  作者: 陽月星 兎桜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
65/70

長い一夜の再来。

お立ち寄りくださった皆様、ありがとうございます!!

ブックマークをくださった皆様、何度も読み返してくださっている皆様、

本っっっ当―――に、ありがとうございます!!!


―――王宮と冒険者ギルドについては、とりあえず収束し、再び宴会へと戻っていた。



「それでそれで!御子様!迷宮でのお話聞かせてくださいよ☆」

「ああ、是非、お願いします」


サトゥールとシィーウェルが、紙とペンを持ちながら、迷宮での出来事を聞いてきた。



「気づいたら、少し広いスタート地点のような所に居て、赤い糸に引っ張られて少し歩くと、三叉路に突き当たって……」

「地図とか構造は―――」


サトゥールとシィーウェルが、書き起こしていく。


「一番最初に、筆記試験を受けさせられた」

「筆記試験?」

「筆記試験!?(笑)」

「ああ、問題が―――」


【問1:物理的エスコート編(記述式)】

お見合い会場の扉(幅1メートル)に、相手の肩幅がギリギリ収まらないことが判明しました。相手は無理やり通ろうとして壁に亀裂を入れてしまいました。この時、あなたが掛けるべき「魔法の言葉」は何ですか?

(解答欄:                      )


【問2:危機管理編(正誤判定)】

相手が会話中に興奮し、床を蹄(のような音)で激しく打ち鳴らし、マグニチュード3程度の揺れが発生した。この際、「地震かな?」と天井を見上げる行為はマナー違反である。

( )正 ( )誤


【問3:適応力に関する選択問題】

お見合い相手が、緊張のあまりテーブルクロスを「ムシャムシャ」と食べ始めた場合、あなたはどう対処しますか?



「ぶはっ!!!(笑)」

「ぶはっww」

「……また面妖な問題でしたね、いろいろな意味で」


筆記試験内容に爆笑するサトゥールと呆れるシィーウェル。



【問4:異常な「咀嚼回数」への対応】

「一口のサラダを食べるのに、パートナーが120回以上の咀嚼を行い、時折『んごおぉ……』という低周波の満足げな声を漏らしました。会話を途切れさせず、かつ彼女のペースを尊重するための立ち振る舞いを述べなさい。」

(解答欄:               )


【問5:身体的特徴への配慮(穴埋め)】

相手の頭部に「通常、人間には備わっていない突起物(約50cm・鋭利)」が確認された場合、( )に入れるべき最もスマートな台詞を書きなさい。

「その( ① )は、今日の( ② )にとてもよく映えますね。非常に( ③ )です」


【問6:反芻はんすう中の沈黙への対応】

「最高級レストランでの会話中、パートナーが一度飲み込んだはずのメインディッシュを口の中に戻し、遠い目で再び咀嚼(反芻)し始めました。 30分は続くであろうこの沈黙を、どのように『高尚なひととき』に変えますか?」

(解答欄:               )



「やはり、御子様もあの頭の悪い問題を受けさせられていたのですね!」

「そんな問題だったのですね……」


何とも言えない顔のリリー。俺用の新たな取り皿に、フルーツを綺麗に盛り付けながら試験の話に反応するレオ。


「ん?レオも受けたのか?」

「はい、御子様を追って"特別枠"とやらで――」

「え、お二人はどんな解答したんすか!?」

「ぶはっ(笑)」

「差が凄いwそして凄く二人らしいww」

「その後、実技試験」

「ぶはっ(笑)」

「もう、災害とか救助レベルww」

「次が海、牧場、温泉――」

「「温泉!?」」

「デートプランww」

「ぶはっ(笑)御子様、やるぅ~♫」

「「「 !! 」」」


周りがザワっとした。


「海……?」

「御子様が……?」

「温泉……?」

「デート……?」


そして、俺の両隣が更に過剰に反応した。


「……御子様、説明をお願いします」

「御子様!どんなプレイを―――!」

「そういうんじゃないから。生死を掛けた――」

「最終試験は旅館で添い寝試験とか言っ――」

「「添い寝!?」」

「宿泊デートプランww」

「ぶはっ(笑)流石御子様、パネ~!」

「「「 !! 」」」


周りがザワっとした。


「添い寝……?」

「御子様が……?」

「旅館……?」

「一夜……?」


そして、俺の両隣の空気も変わった。


「……御子様、詳細を……事細かにお願いします」

「御子様!長い夜の間、どんな技を―――!」

「語弊を生む言い方やめろ。こっちは生死を掛けた――」

「待ちなさい、今、聞き捨てならないワードが聞こえてきたのだが……?」


神官長まで参戦。


「ラストステージはお見合いだったっぽい」

「「お見合い!?」」

「御子様、全問正解叩きだしたからねww」

「ぶはっ(笑)流石御子様、スゲ~!」


周りがザワっとした。そして俺の両隣の目からハイライトが消えた……。


「迷宮は花婿選別会場でしたからね……」

「「は?」」

「やはり家畜も迷宮も解体しておくべきでしたね……」

「……つまり御子様は、その選別を全て合格突破パーフェクトしたと?」


迷宮といえば……神官長に迷宮で亡くなった方達の浄化を頼んでおこう。


「あ、そういえば僕、迷宮でハッキングした時の記録と詳細な画像データのコピー取っておいたよ~!あとで変換移行してみんなで鑑賞会できるようにしておくね~!」

「!!」

「ミュロ……!」

「レオニダス様、怖っw 初めて僕を名前で呼んだと思ったら、目がガチww」

「……先程から、会話の返答内容が、ただの幼子ではないと思っていましたが……」

「聖女様、ミュロは神童とかなんすか?だから聖女様付き従者にしたんすか?」


こうして、夜もだいぶいい時間になり、疲れもたまっていたせいか、流石に眠くなってきた。


「御子様!お疲れですか!?」

「御子様!もうお休みになられますか?」

「御子様、もう寝る?」


俺の眠気に気付いたレオとリリーとミュロが、心配して声を掛けてくれる。そのやり取りに気付いた神官長。


「では、今日は解散にしようか」


宴会をおひらきにしてくれた―――のだが……


「ああ、そうだ御子様」

「?」

「御子様の部屋だが―――」


神官長がそう言った瞬間だった。



「「「 !! 」」」



何故か全員が反応した。


……面倒な予感しかしない。


「私と御一緒のお部屋ですね!」

「そんなわけないでしょう犬畜生!ハウス!!御子様の部屋は―――」

「お待ちください!」

「御子様の部屋についてですが!」

「御子様の就寝環境について―――」

「御子様の警護配置について―――」


わあああああああああ


「…………」


今度は何だ。席割の次は部屋割か……。もう勘弁してほしい。


迷宮で長い一夜を越えさせられて、神殿に帰って来てもなお、長い一夜を越えさせられることになるのであった。


今後の勉強のために、ご意見や感想、評価やレビューを頂けると大変助かります!

これからも、蓮達を応援してくださると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ