天界の炬燵と、日本の神々による因果応報鑑賞会』④
お立ち寄りくださった皆様、ありがとうございます!!
ブックマークをくださった皆様、何度も読み返してくださっている皆様、
本っっっ当―――に、ありがとうございます!!!
次に画面に映し出されたのは、白い建物。色とりどりの花々。赤いバージンロード。
天井から降り注ぐ花びら。
そう、巨大なチャペルだった。
――『最終確定ルート♡ 【愛のゴールイン♡♡♡】 結婚式ヲ開始シマス♡』
左右には、顔のない参列者や牛型のギミックたちがズラリと並び、 全員がエイローシスを凝視している。
――『いやあああああああああああああああああああああああ!!!???』
エイローシスの絶叫がチャペルに響き渡る。
「おお!マジかよ!マジで責任=結婚になったのかよ!マジで結婚すんの!?」
「これはこれは………予想外の展開ですね」
「どうなるのどうなるの!?早く続き見たい!(笑)」
ズシン……ズシン……ズシン……
バージンロードの奥から、 2.5メートルの巨躯の「彼女」が、 純白のウェディングドレスを着て歩いてくる。
――『いやいやいやいやいやいやいやいやいや!!! なんでウェディングドレス似合ってるの!? ていうかサイズどうなってんの!?』
「はは、お前の花嫁に、もっと気の利いた言葉送ってやれよ(笑)」
「………あいつにそんな気遣いと甲斐性無い」
「散々な言われようw」
――『誓イノ言葉♡ “病メル時モ、健ヤカナル時モ、 乙女ヲ愛シ、乙女ヲ護リ、乙女ノ全テヲ受ケ入レルコトヲ、誓イ、マシタ♡”』
「ぶはっw」
――『!? 誓ってないよ!!これからも誓わないよ!!誓うわけないでしょ!!?』
『誓イマシタ♡』
『誓ってないってば!!誓ってない!!怖い怖い怖い勝手に捏造して進めないで!!?』
「なになに、新手のコントか何かなの?w」
「さすが、あの理不尽な迷宮を模範した世界だな(笑) めちゃくちゃだ(笑)」
「あの迷宮に、倫理とか人権とか道徳とか、無かったですからね」
すると、神父役のギミックは、サッと、紙を見せてきた。
――婚姻届け――
――『!? はあ~~~!? ボクの拇印押されてる!! あっ!気絶してた時に勝手に僕の指に朱肉付けて押したの!? もうそれ結婚詐欺じゃん!!!』
『誓イマシタ♡』
『誓ってないってば!!なにこのループ!!本気で怖い!!!そしてこれは――
犯罪だからね!!!』
「「「 お前が言うな 」」」
干渉禁止の法を犯して蓮を異世界に強制召喚した、犯罪のプロフェッショナルの調本人に、思わず全員がツッコんだ。
「どの口が言うとるんじゃ!!」
巨躯の「彼女」が、 嬉しそうに両腕を広げながら近づいてくる。
――『ひぃぃぃ来ないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!』
「おう、ィったれィったれー!!!」
「逝っけ~~~!!!」
エイローシスは全力で後ずさるが、 背中が何かにぶつかった。
振り返ると――
神父役のギミック(顔なし)が立っていた。
――『指輪、交換♡』
『指輪!?僕持ってないし、交換する気もないよ! どのみち「彼女」の指、太すぎて入らないから、物理的に無理だよ!?あっ!物理的にホールドするのヤメテ!!(トラウマ含む)」
「ぶふっw、物理的ホールド、何だかトラウマにでもなってそうな感じだね~w (チラッ)」
「………もっときっちりシメとくんだった。俺もまだまだ甘いな」
「ぶはっw どの口が言ったのさ(笑)」
そして、巨躯の「彼女」が、既に指輪が填められている手(?)で、 エイローシスの手を掴んで捕まえる。
バキッ
――『ぎゃあ! 骨折れたぁぁぁ!!!?』
「怖っ!」
「………バイオレンス結婚式。さすが因果」
「それだけアイツの業が深いんだろう」
「そらそうじゃ。うちの子にしてきたことを考えれば、まだまだ足りんじゃろ」
「必ず己の行いと、それに見合った因果が返って来ますからね。それだけは人も神も一緒です」
「宇宙の理。故に結局、皆平等になる」
そして、エイローシスの指にも、リングが填められた。
――『いやああああ!!……取れない!!? えっ、これ、束縛リング!?』
『デハ、愛ノ誓イノ、キスヲ♡』
『キス!?無理無理無理無理無理無理無理!!! 」
巨躯の「彼女」の顔(?)が、 どんどん迫っていく。
――『そもそも、プロガミア(1日目 神々への捧げものと誓い)も、ガモス(2日目 婚礼と披露宴)も、エパウリア(親族からの贈り物)もやってないじゃん~!!』
『宗派ガ、違ウノデ、必要アリマセン♡』
『いやいやいや、僕、この世界の愛の神だよ!!』
『アナタガ、古今東西、集メタ、恋愛イベント、デス♡』
『!!! 僕の因果深すぎる~~~!!!!!』
「ふふっ、こんなところでまで、自分の因果で首を絞めるとは………」
「ははっ、あいつも相当だな」
そして、巨躯の「彼女」が、 エイローシスを抱き寄せ――
「おお、アイツもいよいよ年貢の納め時か(笑)」
――『ブッ……ガハッ…!!』
誓いのキス(顔面圧迫)が成された。
――『結婚、成立シマシタ♡ オメデトウゴザイマス♡♡♡』
『……………(白目)』
「!! ぶわっはっはっはっはっはっ!!!」
「うわあああーー!!ついにーーー!?(笑)」
「何と言う事でしょう(笑)」
「マジで!?マジで!?(笑)」
『次ハ、新婚旅行デス♡ 逃ゲラレマセン♡』
「……………」
返事がない。屍のようだ。
巨躯の「彼女」が、 新婚旅行用の巨大トランクを持って近づいてくる。
――『ブフォォォォォォォォ ~♫ 』
『末永ク、オ幸セニ♡ 皆様、オ二人ニ、新タナ門出ノ、愛ノ祝福ヲ♡』
リゴ~ン リゴ~ン
こうして、新郎新婦となった二人を祝福するように、チャペルの鐘が響き渡った。
**************************************
「「「あっはっはっはっはっはっは!!エイローシス結婚おめでとう~~~!!!(爆笑) 」」」
――後日、エイローシスの元に、神々(連邦評議会含む)からの『(笑)』付きの祝辞や結婚祝い品が大量に寄せられるのであった。
今後の勉強のために、ご意見や感想、評価やレビューを頂けると大変助かります!
これからも、蓮達を応援してくださると嬉しいです。




