天界の炬燵で、日本の神々による因果応報鑑賞会②
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ブックマークをくださった皆様、何度も読み返してくださっている皆様、
本っっっ当―――に、ありがとうございます!!!
――『エントリーヲ受ケ付ケマシタ♡ドウゾ先ニ、オ進ミクダサイ♡』
連邦評議会から送られて来た、アルゴウスの特別性モニターに、 エイローシスの、因果の世界での様子が映し出された。
薄暗い松明の明かりと、湿った石壁。
どうやら招待された先は、あの迷宮のような所らしい。
――『ひいい……!』
「おいおい……あいつ、顔のない女にビビり散らしてんぞ(笑)」
「……逃げ惑う姿も、いい記録となる」
「ふふ……これは、ほんの序章、なのですよね?」
――『能力封印ノ因果ニヨリ、被験者ノ能力モ、封印サレテイマス♡』
「いいね!そう来なくっちゃ!」
「楽しようとすんなよ、エイローシス」
――『ナオ、被験者ハ、模範解答【御子様】ト、同一条件デ、行イマス♡』
おおおおおーーーーー!!!
「いいね!いいね!!めっちゃいいね!!!」
「ぶわっはっはっは!ウチの子と同等とか、人間並みの能力になったアイツには無理だろ!(笑)」
「毎日ストイックに己を磨き続けている、蓮の凄さを思い知るといい」
――『俺と勝負しろー!』
今度は、顔の無い筋肉マッチョの男が、エイローシスを追いかけて来た。
――『……これって……僕が立てた恋愛フラグ!?』
「……ああ、そうだよ、全部テメーがお遊び半分でウチの子を弄んだ、テメーのご遊戯だよ」
「……人は誰しも、能力に見合う、不幸な試練を課題としてクリアしていかなければなりません。……神代の子は……どんな苦境でも、頑張って乗り越えて来た。お前が弄んで良い子ではない」
―『ぎゃああああ』
エイローシスが、男の衝撃波で飛ばされ、壁に打ち付けられる。
「おらおら、まだまだ、こんなもんじゃ済まねーよ」
「……まだ始まってもいない」
今度は、曲がり角から来た、先程のパンを持った機械みたいな女が、口に何かを入れようとしたのを躱し、逆に持っていたものを取り上げ、女の口の中に入れようとしたエイローシスだったが……、
――『顔が無いから口が無いんですけどーーー!!』
口が無かったので、パン(?)のようなもので、右頬をパンッと叩くエイローシス。
――『……ダジャレ目的ではない!!僕は必死だ!!』
「……必死でそれか……」
「たかが知れておるな」
――『女性ヘノ暴行、犯罪デス(death)』
「ぶっw……確かに、女性に暴力とか良くないよねww」
――『暴行じゃなくて正当防衛だから!むしろこの機械の方が犯罪者じゃない!?あ!そっか!御子たち(レオニダス)は手刀だった!』
シュッ――
ガキン
――『痛った!硬った!!理不尽すぎでしょーーー!!!』
「……マヌケすぎる」
「……こんな奴に、神代の子は好き勝手されているのか……」
「……これは、結末がますます愉しみじゃのぉ~」
「はいはい、八塩折之酒やしおりのさけと天甜酒あまのたむけざけも、追加で持って来ましたよ~!気分変えていきましょう~!」
「……黒酒くろきがいい」
「私は醴酒れいしゅをお願いします」
「ここはババンと八塩折之酒やしおりのさけだろ!」
神々が再び、盃に口を付け、やいのやいのアルゴウスの特別性モニターを観賞していると、ついに、エイローシスの【実技試験】が始まった。
第一試験での、〖第一試験 〔席までの案内エスコート〕〗では、機械音声が「彼女」と呼ぶ[頭部に突起物(約50cm・鋭利)が付いている、(推定)縦2.5m、横1mの巨躯のギミック(彼女)]に、
腕を引っ張られて肩が外れ、歩くたびに起こる振動で体が衝撃を受け、
歩くのも儘らなくなってきたら、肩が外れた腕を引きずられるように進んで行き、
挙句、巨躯のギミックが床を踏み抜いた時に巻き込まれ、自分も下敷きとなり埋まってしまった。
「はは、まあ、こうなるのがオチだよな」
「……神代の子は冷静に突破したのに。 差が……すごいな」
「蓮は“恐怖”より“観察”を優先しますからね。 あの子は……本当に強い」
「ったりめーよ!あいつに、相手の歩幅と体感軸のブレや癖を観察するとか、自分の体躯を駆使した力の受け流し方なんて分かるわけねー」
「……達人でも、こんな一瞬で判断し、ノ-ダメージで即実行することは難しいでしょうね。物凄い反射神経と地頭の良さ、流石ですね」
「ふぉっふぉっふぉ、そうじゃろう、そうじゃろう、うちの子は凄かろう!儂も鼻が高いぞい」
画面が暗転し、〖第二試験、〔愛の椅子引きエスコート♡〕〗が始まる。
「おお?暗転したな、逝ったのか!?(笑)」
「まだまだ逝っけ~~~!!!ww」
――『「彼女」ヲ、愛ヲ持ッテ、座ラセテアゲテクダサイ♡』
エイローシスが、余裕綽々な様子で
――『御子がやっていたことを真似ればいい。椅子を引いて座らせるだけだから、簡単なハズ!重心が四脚均一の位置になればいいんでしょう?』
と、ドヤ顔を見せるエイローシス。
「お?やけに自信満々だな(笑) 出来るのか?」
バキイッ
『! でもここで腰を押せば―――!?』
ドシーーーンッ
――『ぎゃあああぁぁぁぁ……苦じ……何……で……?』
エイローシスは、巨躯の「彼女」の下敷きとなった。
「はははははは、まあ、こうなるのがオチだよな(2回目)」
「何とも浅はかで滑稽な……蓮は、垂直荷重と横揺れの計算と微調整もしていたのですよ」
「あの巨躯の腰を、ただ押せるはずなかろうが。うちの子は、腰をただ押したのではなく、「結び」の理合で、前方へと導いていたんじゃ」
「ウチの子舐めんなよ」
――『愛ノ受講者、椅子引キ失敗。下敷キニナリ、マナー失格デス(death)』
画面が再び暗転した。
「……さ、次のステージだな」
「蓮にしてきた仕打ちの因果は…… まだ始まったばかりです。覚悟なさい、エイローシス」
エイローシスの因果と、神々の鑑賞会は、まだまだ続くのであった。たんまりと。
今後の勉強のために、ご意見や感想、評価やレビューを頂けると大変助かります!
これからも、蓮達を応援してくださると嬉しいです。




