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恋愛至上主義の世界 vs. 絶食系リアリスト~神々のとんでも恋愛フラグを全て塩対応回避して現代帰還を目指す~  作者: 陽月星 兎桜


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巡る因果

お立ち寄りくださった皆様、ありがとうございます!!

ブックマークをくださった皆様、何度も読み返してくださっている皆様、

本っっっ当―――に、ありがとうございます!!!


「………ワ…ワアァァァー……」



アルテミアと共に、蓮達が愛の神殿の謁見の間(現実界)に転移して来た。



「………え、アルテミアは何でそこまで御子の肩を持つの?……僕の事、嫌い?……まあ、リリアとレオニダスは、アルテミアの庇護下にあるから、危険な目に遭わせちゃって怒ってるのも納得なんだけど……でも二人は僕の庇護下でもあるわけでブツブツ」


「……レオニダスは俺の庇護下でもあるぞ」




――『異界の御子、貴方の能力が使えるように、この謁見の間を、神聖な空間に変えてあげましょう!さあ、唱えなさい!』




――――掛けまくも 畏き 天神地祇の御前に白さく この清き庭に 天地の光を 満たし給へ




パアアアアアアアアア………―――




アルテミアが、愛の神殿(地)を神聖な光で満たす。



「…えっ…!」

「………」




パアアアアアアアアア………―――



アポロニアが、エイローシスの神殿(天)を神聖な光で満たす。



「…えっ!!」




――――座標(ゲート)が繋がる。




「………連邦評議会からの意向でもある」

「………えっ!!??」

「抗議文やら異議申し立てやら苦情やらが凄いことになっててな……」




――――遥かなる 天より 此の辞の響きに応へ 降り坐せと

 畏み畏みも乞ひ祈り奉る




ポンッとエイローシスの肩に手を置くアポロニア。




――――瞬間、何かに引っ張られるような感覚




「!!……ええ~~~!!!???」――――




************************




――――「ええ~~~…………えっっっ!?……御子様ご一行!!てことは、地上の神殿!?」



エイローシスは、蓮の双生神サポート付き『神降ろし』で強制降臨させられた。



蓮は、神聖な場所であれば、『神降ろし』や『魂鎮め』が出来る。

そして、蓮の居る場所は、双生神の神聖な氣で満たされている。



――――強制転移(召喚)の因果、強制降臨(召喚)。まさに因果応報の初まりに相応しい始まりであった。




――――『魂鎮め』




「! しまった!また僕の……力が……」



脱力していくエイローシス。しかし、今回は前回ほど傲り高ぶっていないので、動けるようだった。



「……エイローシス、迷宮への素敵なご招待の、‟礼”をしに来てやったぞ」

「ひっ、け、結構です!御礼とか、全然要らないんで!!」

「……そうか、なら、素敵なご招待の"御返し"をしよう」



蓮はバングルを外し、弓にした後、頂いた矢を弦に添える。

矢には、天使の羽【模擬】で創った、招待状【模擬】が付いていた。



「!! ……そ、その矢は……もしかして……ネメスシス様の……!?」



エイローシスが、驚愕の表情でアルテミアを見る。



エイローシスの視線と問いかけを受け、アルテミアは、笑顔でエイローシスにバイバイのジャスチャーで返す。



「!!!」



エイローシスとアルテミアがやり取りをしているその間に、蓮が、招待状【模擬】付きの矢を引き絞っていた。これまでの数え切れないほどの死線と理不尽な出来事を思い出し、いろいろな思いを込めて、……込めて込めて込めて……力の限り、限界まで、引き絞る。




ギギギギギ…ギチギチギチギチ…ギリリリ……




――パアアアアアアアンッッッ!!!




「!!」


超速の矢がエイローシスの額に突き刺さった。



「ぎゃあああ!?痛あああっっっ!!……抜けない!?」

「………お前の、これまでの行いに対する因果が無くなるまでは、抜けないそうだ。……よかったな、オシャレな落ち武者みたいになれて」

「全っっっ然、良くな――」



しゅるしゅるしゅる



「!?」



招待状の封筒から、赤い糸が生き物のように飛び出し、エイローシスに絡まり付く。



「! こ、これは……もしかして……!?」


「……俺からの"御返し"の"素敵なご招待"、楽しんできてくれ。……運命の赤い糸の相手も待ってるかもな。……頑張って合格(生還)、できるといいな」

「!!!」



赤い糸に引っ張られて、招待状の封筒に吸い込まれる。




「…………無事合格(生還)した後は、連邦評議会からの【催促の矢】が飛んで来るそうだ。よかったな、お前の大好きなイベント目白押しで」




「 !!! いやああああああああ……――――」




バイバイしているアルテミアの横で、バイバイしながら敬礼のポーズを取っている元冒険者。



あああああああああ……――(児玉)



更にその横で、餞別の祈りを捧げているリリーと、蓮の姿を隈なく網膜に焼き付けながら、密かに狂ったようにスケッチ&念写しているレオ。



あああ……――(児玉)




――――しーーーん――――




――こうして、エイローシスが、因果の世界へ強制転移されて行くのを、全員で見送ったのであった。




――――――――――――――――――――――――――――――




…………ピチョン




――エイローシスが気がつくと、そこは既に神殿ではなかった。




薄暗い松明の明かりと、湿った石壁。




『エントリーヲ、受ケ付ケマシタ♡ドウゾ、オ先ニ、オ進ミクダサイ♡』




「!」




―――愛の神エイローシス、因果の世界での、"因果の清算"の始まりである――――



…………そしてそれは、長く長く続く、公開処刑の幕開けでもあった。

今後の勉強のために、ご意見や感想、評価やレビューを頂けると大変助かります!

これからも、蓮達を応援してくださると嬉しいです。

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