幕間:神界で神代蓮の鑑賞会② ~愛の神:エイローシス~『愛の神はだいぶ大慌てのようです』
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――天界にある、白銀の雲海の上に浮かぶ、愛の神の神殿――
「エイローシス様!エイローシス様!」
「エイローシス様ってば!いい加減、起きてください!」
「……起きないなら、このままエイローシス様の悪口大会始めますよ」
3人のキューピー天使にゆすり起こされているエイローシス。
リアネイキッドチョーク(裸絞め)をキメられ、失神したところを、キューピー天使たちに回収され、暫く時が経過していた。それほどの威力とダメージだったようだ。
「…………ダメですね。起きませんね」
「…………あかんやつですね。いろんな意味で」
「…………詰めが甘い。だらしない。」
「始めた!一人で悪口大会始めた!」
「どうせ何言っても分からない」
――しーん……――
「浅慮」
「……じゃあ、僕も……よ……余計な仕事増やす」
「……す……隙だらけ」
「ケンカ弱い」
「……い……威厳が無い」
「……い……意味不明なコレクションしてる」
「ルールを守らない自己中」
――しーん……――
「………起きないですね」
「これ以上は、私たちの徳が下がってしまいますので止めましょう」
「エイローシス様~~~!御子様ずっとピンチですよー!危ないですよー!!」
「……御子様、カッコいいですよね……」
「はい!ずっとクリアしてる。凄すぎます!」
「頭脳明晰、実力主義強者、容姿端麗、圧倒的カリスマ、包容力、人徳」
「 「 「………1度、御子様の元で働いてみたい……」 」 」
――しーん……――
『ビーーーッ ビーーーッ』
モニター越しに警告音が鳴り響く。
「! 迷宮で何か起こった!」
「! エイローシス様ーーー!!このままじゃ御子様死んじゃうかもですよーーー!!!」
――――!!!
ガバッ!!
「あ!やっと起きた!!!良かった!!!」
「エイローシス様!この迷宮、思ってた以上にヤバくなってますよ!」
「エイローシス様の失神顔と同じくらいヤバいです」
「僕の失神顔と同じくらいは言い過ぎだろ!僕はヤバくない!」
「 「 「 ヤバいです 」 」 」
「……え、そんなに……?」
『ビーーーッ ビーーーッ』
「!って、それどころじゃない!今どおなってるの!?」
「実は――」
これまでの迷宮での様子と実態を説明される。
「……はあーーー!?そんなヤバいことになってたの!?いや、僕は、呪いで傷ついて引き籠ってるアステリース(ミノタウロス)を心身共に救済して(ついでに恋愛フラグのデータ回収もさせて)もらおうかなって、思ってただけだったんだけど……!」
アステリース(ミノタウロス)の父・ミノジス王が、神との約束を破り、怒った神は、父・ミノジス王本人ではなく、愛する王妃にその神罰の矛先を向け、ミノタウロスの姿をした子を産むようになってしまった。
いろいろあって迷宮に閉じ込められたアステリース(ミノタウロス)は、閉じ込められた後もいろいろあって、傷心して引き籠もり、誰も侵入できないように罠なども設置していた。
「僕が、御子たちをこっそり(恋愛フラグ立てながら)サポートして、救済までの流れに持って行って……ってする予定だったのに……それが……なんでこんなヤバい迷宮になってるの?……一体いつからだ?」
「……エイローシス様、こちらもどうぞ。御子様達が迷宮に転移された時からの、迷宮内の様子です。録画しておきました」
―――のちに天界で〝御子様武勇伝″として出回ることになる。そしてレオニダスもどこからか噂を嗅ぎ付け入手する。
「さすがウチの子達は気が利くね!……ん?……ぶふっ、なにこの問題!!(爆笑)」
「……エイローシス様の悪ノリした時みたいな感じですね」
「失礼な!さすがにふざけた僕でも、もっと常識ある解答にするよ!……でもパーフェクト解答達成しちゃう御子様もすご……ぶふっ(笑)……って、笑ってる場合じゃない!!」
場面が切り替わって実技試験を強要されたり、実施試験と言う名のデート(笑)を強要された様だが、どれも内容がいろんな意味でヤバかった。が、
「御子様すごーーー!!もう能力開放とかしなくて大丈夫なんじゃないコレ!?」
なんて思っていたら――――
「量産されてるーーー!!?」
しかも、彼の肉体的疲労とダメージ負荷はしっかり蓄積されているようだった。
「わあーーー!やばーーい!!あの子になんかあったら、あちらの神達に3/4殺しにされるーーー!!!」
「 「 「 ………… 」 」 」
『ビーーーッ ビーーーッ』
「ぎゃあああ!?なに!?やばい!?やばいの?演算エラー!?僕の演算が既に崩壊してるよ!」
「 「 「 ………… 」 」 」
―――「 「 「……(1度でいいから御子様の元で働いてみたい)……」 」 」
「レオニダスとリリアも心身ともに成長が見れて嬉しいし、凄いんだけど、二人にもしっかり肉体的疲労と神系譜負荷が蓄積されてるー!ここまで来ちゃうと、何からどうやってサポートするべきか……とりあえず、迷宮内のシステム系統、何でもいいからハッキング出来る?」
「……既に何者かがハッキングしているようです」
「!………………」
思慮を巡らせていると―――
「よ、エイローシス、だいぶ慌ててるみたいだな、はは」
「! アポロニア!」
愛の神である美形のエイローシスにも引けを取らない、金髪の美青年が、面白い物でも見るように、エイローシスの元を訪れた。
「お前に予言を届けに来てやったぜ」
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