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恋愛至上主義の神話世界 vs. 絶食系の俺~神々のとんでも恋愛フラグを全て塩対応回避して現代帰還を目指す~  作者: 陽月星 兎桜


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宴(披露宴)の終わり、終わりの始まり

初めましての皆様、お立ち寄りいただき、ありがとうございます!

何度も読み返してくださっている皆様、本っっっ当―――に嬉しいです!!!!!

今後の勉強のために、ご意見や感想を頂けると大変助かります!!!

レオとリリー、二人が矢を離す。



――『 『シイキ・ティモリアトン・ズィズィモン・セオン(双生神の神罰の雨)』 』発動!!―――



金の光の矢と銀の光の矢は、周りの光もエネルギーも呑み込むように、お互いをも引き寄せ合うように、螺旋を描きながら、まるで天に向かっているかのように飛んでいく。


〔日食〕の様に、辺りは少しづつ暗くなっていき、


矢の先端同士がぶつかり合った瞬間――



―――――――――。



「!」



あらゆる音と光が消え、静寂と暗闇が訪れた。

それはまるで昼でも夜でもない異界(日食状態)のようだった。



――――瞬間、




ピカァァァ――!!



ヒュン ヒュン ヒュン ヒュン ヒュン ヒュン



「!」


眩い光を発し、その光が、光線の矢の雨、矢嵐となって光速の速さで降り注ぎ、途中で姿を消し、ゴーレムたちを次々貫通していく。


ドゴオオン ガシャアアアン ドスウウウン 


光明神アポロニア系譜『光速の貫通』『灼熱』『真実の顕現』。

月と狩猟の女神アルテミア系譜『百発百中』『絶対零度』『隠密』。


二人の『大切な人を護りたい』という思いの強さが、このスキルに付与される、6つの効果を6つ全部引き出し、そのままスキルの強さになった。


『灼熱』と『絶対零度』が同時に起こることにより、素材(石・岩)と素材(金属)の「継ぎ目(結合部)」に数トン〜数百トンクラスの凄まじい引き裂き力(熱応力)が内部で発生し、「金属の脆化」と「岩石の破砕」が同時に起こり、数の暴力を上乗せして来たゴーレム花嫁達は、次々と「瓦礫の山」と化していく。


撤退を試みる個体も出てきたが、全てを映し出す『真実の顕現』で、影も隠匿も許さない全てを照らす光の中で、隠れる場所の無くなった敵の位置を丸裸にし、絶対外れない『百発百中』の命中率で、『隠密』を纏った光の矢が『光速の貫通』で急所を貫くので、一体も逃れられない。


―――すなわち、


「! 敵の本体の、大体の場所が分かりました」

「! 服従したミノタウロス達の方向とも一致しているので、間違いないでしょう。ただ、距離が遠く、障害物が多かったため、致命傷は与えられなかったようです」

「凄いな!二人とも」


ゴーレム花嫁を殲滅したこともそうだが、本体の場所まで特定できたのは大きい。

一気に終焉への活路が開けたな。


「……」

「……」

「!……」


褒めて褒めて!と言わんばかりのキラキラした瞳と期待に満ちた表情で訴えかけてくる。


「……」

「……」

「……」


リリーは物理的に耳と尻尾が生えていて、レオは幻覚的にブンブン振った尻尾と耳が生えている。


「……助かった。ありがとう。二人とも本当に凄いな」


二人の頭を撫でてやる。


「!」

「!」


「御――

「させません!」


リリーが抱き着きながら庇う。

そしてレオにドヤ顔をしている。いつぞやの仕返しだろう。


「なっ…!メス豚の分際で!家畜は家畜同士仲良く瓦礫の下で――

「犬畜生は瓦礫の下の肉でも漁って――

わーわー


……まだ終わってないんだが。まあ、もう少し緊張感を、と言ったところで、これが通常運転だからな。


本体の場所はアタリが付いたから、あとは、エネルギー供給源の断絶だな。またおかわりが来ないうちに見つけて対策をとらないと……。


「二人は体の調子はどうだ?もうしばらくここで休むか?それとも、どこか休める場所を探すか?」

「いえ、大丈夫です!このまま進みましょう!」

「先程おっしゃっていた、エネルギー供給源の索敵をしますか?」

「ああ、二人の体が大丈夫なら進もう。おかわりの警戒も怠らないようにな」

「はい!」

「では御子様、お手を――」


瞬時にリリーが俺の手を繋ぐ。


「いつぞやの仕返しです(ドヤ顔)」


自ら言った!そしてこれはいつの仕返しだろうか。


「くっ…」


レオが反対側の手を繋ごうとしてきたので、瞬時に躱す。


「! 御子様~~~!」


ペションと垂れた耳と尻尾の幻覚が見える。

隣でふふんとドヤ顔で物理的にぶんぶん尻尾を振って耳をピンと立てているリリー。


「……御子様は…、私を、どう思っていますか?」


唐突にレオが聞いてくる。なんだ?そんなにショックだったのか?

どう思っているか……そうだな……。


「……変態性のある、大型犬みたいな奴、かな」

「!」

「レオの忠義と誠意には何度も助けられてるから、そこは心から感謝している」

「!!」

「変態性のある、困った奴でもあるけどな。そこはもう仕方ないと思ってるよ」

「!!!」



――呆れのような、少し困ったような苦笑いを浮かべ、最後は薄っすら優しく微笑んでるように見えた。


レオの目じりに薄っすら涙が滲む。


やはり御子様は、私がどんなに変態的発言をしようと、どんな変態的行動をとろうと、決して蔑んだり踏みにじったり嘲笑ったりなどしない。邪険に扱ったりもしない。きちんと〝私自身″の本質を見て、受け入れてくださっている。


鏡に現れた偽物に対して言って聞かせた、自分が想定していた答えと、実際本人から返って来た答えがぴったり一致し、歓喜と悦びに震える。


やはり一生お傍でお仕えしたい、この方の為なら命を懸けても惜しくはない、そう思うには十分で――。


「御子様、この先、何があろうとも決して御前を離れず――

「御子様!わ、私のことはどう思ってますか!?」


感極まって、思わず宣誓の誓言を唱えてしまったところで、横槍が入った。


「……」


意図的だろうが、まあ、良しとしよう。私もどうせ契約(誓約)するなら、きちんとした形で結びたいしな……。


「……」


御子様はこの先結んでくださるだろうか……。


「リリーのこと?そうだな……」


まあ、結んでいただけなかったとしても問題ない。私がお傍でお仕えし続けることに変わりはないのだから。


「厚かましい淫乱なメス豚だと思ってます!いい加減手を離しなさい!御子様が穢れてしまいます!」

「淫乱なのはあなたの方です!年中R18指定の犬畜生のクセに――」

わーわー



再び通常運転が展開された。



――その瞬間だった。




 ビイィ―――ッ! ビイィ―――ッ!




警告のようなサイレン音が鳴り響いた。




読んでいただき、ありがとうございます!この理不尽な迷宮に、ストレスをかけられまくる主人公(蓮)を、是非応援してあげてください(笑)。この「愛の迷宮編」が一区切りしたら、皆さまがもっと読みやすく、面白くなるように、全話少しずつ改稿予定です。なので、少しお休み期間が出来るかもです。主人公(蓮)の今後の行方が気になる方は是非ブックマークをお願いいたします!(笑) 

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