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恋愛至上主義の神話世界 vs. 絶食系の俺~神々のとんでも恋愛フラグを全て塩対応回避して現代帰還を目指す~  作者: 陽月星 桜兎


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乙女(聖女) VS. 乙女(趣味な迷宮)~清廉な月が射貫く正義の裁き~

【累計ユニーク 500人達成!】ありがとうございます!!

お立ち寄りくださいましたすべての皆様、本当にありがとうございます!!!

続けて読んでくださってる皆様、尚ありがとうございます!!!

仕事が落ち着いたら、またレオ並みの熱くて重い感謝の言葉を活動報告にしたためます!(笑)

〔皆様への感謝 全集〕作りたいな(笑)

とある地方では、男性がプロポーズの際に野の花を束ねて贈り、女性が「YES」の返事としてその中の一輪を、男性の胸に挿したというロマンチックな習慣がある


新婦が持つブーケと、同じ種類や色合いの花を選ぶのがマナーとされている。


1本の百合を抜き、タキシードの左胸のポケットに挿す。


―――ガチャッ


奥の扉が開く。


『なるほどね~、そんな方法もあったのか~』

「地方によっては、30日間、毎日花を1本ずつ送り、30本全て受け取ったら結婚了承のサイン、という地域もあります」

「へえ~、流石〝愛″の聖女様!」

「〝愛の神殿″ですから、それ関係のことは詳しいのです」


……父から聞いた(実体験談含む)話がほとんどですが。。。(虚ろな目)


開いた扉から奥を覗き込む。


そこには、ウェディングドレスと、長いベールを身にまとった巨大な〝何か″が、椅子に座っていた。


「……花嫁?」


今いる此処が花婿の控室と見立てるなら、奥が花嫁の控室ということ?


「……あれが〝花嫁″だとしたら、〝女″である私は入れないかも…?」


今はスキルが効いていて大丈夫でも、万が一排除システムとか発動したら厄介だし、どうしようかしら、、、。


『それなら、僕のローブを羽織りなよ。僕は有名人だったからね、認識疎外のローブを身にまとっていたんだよ。なんならローブもそのままあげるよ!……浄化してくれたからローブもキレイになってるはず、、、』

「! ふふ、ありがとうございます!」


彼の遺体まで戻り、ローブを丁寧に取り、羽織らせてもらう。


無事に奥まで入れたので、〝花嫁″らしきモノを観察する。

ベールの天辺には、突起物らしきものが突き出していた。


「……角?」


椅子の近くの、サイドテーブルに置かれた紙には、



【愛の贈り物を】



と、書かれていた。


「……贈り物……、このブーケと、花冠かしら」


花冠の様なフラワーリングを角に通し、ブーケを膝?らしきところの上に置く。


―――ガチャッ


更に奥の扉が開く。


そこは、これまでの陰湿で薄暗い石造りの空間とはうって変わって、

明るい空間になっていた。


「ここは…!」


愛の神殿にある〝愛の儀の間″のような空間だった。


中に入ると――


「!」


明るい場所になったので、『シオピティス・セレニス(月夜の静寂)』のスキル効果が切れた。


視界が一面真っ白になり、目に痛みが走る。


『聖女様!?』

「大丈夫、神系譜スキルの反動です。少し休めば問題ありません」


周りに敵や魔獣が居なくて良かった。

少し目と体を休ませ、回復させたあと、奥へと進む。


すると、祭壇に何か書かれたボードが置いてあった。



【永久を綴る箱を完成させよ】



「……ここの空いている四角形の所にリングケースを入れて、隣のスペースは、、、」


婚姻届け(愛の誓約書)を探して置く。すると――


―――カチッ


ズシンッ ズシンッ ズシンッ


「!」


先程椅子に座っていた〝花嫁らしき何か″が、こちらに歩いてきた。


―――が、一瞬、歩みを止め、祭壇まで続くレッドカーペットを見つめている。


「……フゴオーーー……フゴオーーー!!」

「!」


突如、突起物をこちらに向け、猛突進して来た。


弓で射る?……いえ、きっとあれは〝花嫁″。傷つけたらダメ(death)でしょう。

でも〝私″の攻撃は跳ね返される。かといって神系譜のスキルは、負担が大きい。


どうするか考えていると、太い円柱の石柱が目に付いた。


『聖女様!』


この方も同じことを思ったのだろう。石柱の方を指さす。

問題は避けられるかどうか、、、。


「……これくらいなら…」


――『キニゴス・ズァマズィ・アグリア(野生を従える狩人)』発動!!――


女神アルテミア系譜に連なる「野生動物・狩人」用のスキルで、

野生動物の五感や身体能力を借り、狩人の五感や身体能力と合わせることが出来る。


ドドドドドドドドドドド


『聖女様!』

「大丈夫です! …………!」


バッ


ドゴオオオオン


突起物が円柱の石柱に突き刺さり、その〝何か″は停止した。


『危なかったね~』

「……ありがとうございました」


……やはりあの〝花嫁らしき何か″は生き物では無かった。魔獣でも野生動物でも、〝生きている獣″であれば、このスキルの力はもっと発揮されたはず。

でも、今回は〝狩人″としての身体能力の強化しか発動しなかった。


――代わりに、、、


狩人スキルが、別方向から、その〝生きている獣″の気配を察知した。


「…………」


――ゴゴゴゴゴゴゴ


「!」

『!』


祭壇の先の壁際にあった、大きな石板が、扉の様に開いた。


「石板に何か書いてある…」



【リハーサル合格。着替えてから本会場へどうぞ】



扉から見える「本会場」は、天井からは光が降り注ぎ、壁には花々が飾られ、本物の式場のようだった。


――ただし、乙女チックさは変わらず、純白とピンクのレースに飾られた空間。



『わあ~w……夢見るお姫様の結婚式場みたい~ww』

「…本会場……本番の結婚式……え、まさか…迷宮の最終ステージ(ゴール)って…結婚(ゴール)!?」

『ぶはっw 難易度〝超級″の迷宮の実態がまさかの花婿選びwこれは、、、生きているうちにこの真実を報告したかったね~、、、』


……イケメンでハイスペックな花婿を選り好みして選ぶために、あんな理不尽で乙女趣向押し付けたような問題出して、人々の命を奪ってたの……?


「………」


――ぎゅっと杖を握る手に力が入る。


だめだめ、冷静にならなくちゃ。


…ハッ、御子様!! もしかしたら御子様も理不尽な目に遭って……否!!御子様の能力と容姿なら、きっとこの結婚式場(本番)へ誘導され、理不尽に無理やり結婚させられてしまうかもしれません!!!!!


「…終わりにしましょう。この命を奪う質の悪い茶番な謎解きも、この迷宮自体も、、、あなたとこの迷宮の因縁も」

『…うん、そうだね!……でも、どうやって?』

「この迷宮の主を倒します」


空間に幾何学模様が浮かび、そこから銀色の弓が顕現し、杖は吸い込まれていく。


『わお!聖女様強いの!?』

「ふふっ、まあ、それなりには」


御子様やレオニダスに比べたら、月と鼈かもしれませんが、、、。


「相手が〝生きた獣″なら、私にも分があります」

『…主は〝生きた獣″なの?』

「はい。〝女″のカンが、そう(主=獣の花嫁)だと言っていて、〝狩人″のカンで、居場所が特定できています。この本会場の先です」

『…てことは、あの祭壇の近くにある扉の先かあ~』


――そう。なので、、、、


「まずはこの不届きな式場を、、、、、、ぶっ壊します!!!」




―――『アシメニオ・ヴェロス・ズィアペルナ(貫通する白銀矢)』 発動!! ―――



女神アルテミアの系譜に連なる、「狩人・長距離射撃」用スキル。


指から放たれた瞬間、矢は姿を消す。空気を切り裂く音すら聞こえない。

ただ、一本の銀色の線が、数秒遅れて白銀の矢の軌道に付いて行く。


パシュン、、、、



――ドオオオオオン



音が聞こえた時には、既に祭壇は貫通されていた。


そして――


女神アルテミアの射撃スキルは〖百発百中〗。


そう、〖百発百中〗なのである――




ドゴオオオオオオオオオン



白銀の矢は、祭壇を貫通し、壁を貫通し、



〝標的″に向かっていった――。

読んでいただき、ありがとうございます!この理不尽な迷宮に、ストレスをかけられまくる主人公(蓮)を、是非応援してあげてください(笑)。この「愛の迷宮編」が一区切りしたら、皆さまがもっと読みやすく、面白くなるように、全話少しずつ改稿予定です。なので、少しお休み期間が出来るかもです。主人公(蓮)の今後の行方が気になる方は是非ブックマークをお願いいたします!(笑) 

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