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恋愛至上主義の神話世界 vs. 絶食系の俺~神々のとんでも恋愛フラグを全て塩対応回避して現代帰還を目指す~  作者: 陽月星 桜兎


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『鏡よ鏡、世界で1「御子様(本物)です!」~一途な忠犬が穿つ愛の鉄槌~

【累計1000PV突破!】ありがとうございます!!

皆様への大感謝&御礼を活動報告に記しましたので(レオの愛並みに(笑))、

そちらもお読みいただければと思います!本当にありがとうございます!!!


*****************



―――鏡の間(魔)


レオは、鏡に映る蓮の姿を見つけた。


『鏡ヲ使ッテ、場所ヲ移動スルコトガ出来マス。鏡ニ飛ビ込ミマスカ?』


御子様…ああ、早くお会いしたい!


「移動できる場所とは、何処の場所だ?」


『ソノ鏡ニ写ッテイル場所デス』


「なら使わない。御子様の元へ行かないのなら意味が無い。関わっているだけ時間の無駄だ」


『……ソノ鏡ニ写ッテイル人ハ違ウンデ――』


「全っっっっっっっったく違うに決まっているだろう!!!」


『…食イ気味デ溜メマシタネ…。何故違ウト思ッ――


「御子様はこの万倍美しい!!!神聖で神秘的で清廉された美しいオーラも覇気もナニもかもがこの偽物とは違う!!むしろ偽物は何も持ち合わせていない!なんだこの偽物は!御子様をバカにしているのか!?御子様はもっと凛としていて――(割愛)

『…ア、ア、説明ハ要ラナイデス、、、使ワナイノナラ、ドウゾ、オ先ヘ――』


「その斜め45度の御子様は、首のラインまでもが綺麗で、立体感が出ており、鼻筋もよく通っていて、まさに黄金アングルのうちの一つなのだ!※御子様〔美の全集(45度の御子様)〕ほっそりとした顎のラインまで完璧で――(割愛)


―――ピシッ


「鼻、唇、顎を結ぶEラインは際立った美しさでまさに横顔の芸術!!※御子様〔美の全集(横顔の御子様)〕高貴な――(割愛)


―― パリーーーン


鏡が割れた。


「…なんだ急に?まあ、いい。これで二度と御子様に成りすますことは出来まい。……ああ~御子様!益々早くお会いしたくなってしまいました!御子様ーーー!!!」

「……呼んだか?」

「!」


別の鏡から蓮が出てきた。しかし―――


「また御子様の偽物ですか。程度の低い擬態、、、いえ、それでも美しく見えるのですから、元となっている御子様がいかに素晴らしいか改めて――」

「…随分言ってくれる。だが「俺」は、その「御子様」とやらが反映されたものだ。お前をどう思っているのか教えて――」

「それは是非とも聞かせてもらおう!」

「…お前のことは〝便利な変態″だと思っている。それから――」

「ああ、もう結構。「お前」の評価など興味が無い」


大方予想は付いていたが、こいつはギミックの一種だろう。


「だから「俺」はその「御子様」だと言って――」

「御子様を何も分かっていない分際で御子様を語るな。本物の御子様は〝変態性のある大型犬みたいな奴だな″と言うだろう」


御子様はどんな人間でも〝人″として接し、決して蔑んだり踏みにじったり嘲笑ったりなどしない。


私がどんなに変態的発言をしようと、どんな変態的行動をとろうと、邪険に扱ったりもしない。

それは、私の中にある忠義や誠意、憧憬や崇拝の気持ち、〝私自身″の本質を

きちんと見てくださっているからだ。


そうだ。御子様は私のこのあふれ出る忠義の暴走を、『仕方ない奴だ』と苦笑いしながらも受け入れてくださる。その寛大な御心こそが、私が魂を捧げる理由の一つなのだ。


「お前のようなプログラムされた偽物の言葉に、御子様の『呆れという名の愛』が宿るはずもない!」


そんなことも分からないくせに、御子様の容姿を借り、御子様を語っているとは、

万死に値する。


「消え失せろ」


偽物のギミックを、鏡の中に掴み投げようと手を伸ばす。


――スッ


「!」


グイッ 


偽物のギミックが、合気の理合や結びの応用を仕掛けてきた。


バッ


反射的にレオも力を抜いて応用の返しで抜ける。


「……キサマ、何処でそれを……」


いや、おそらく、この迷宮で御子様が使っていたのをコピーさせ、学習しているのだろう。まだ見様見真似の粗末なレベルだから切り抜けられるが、本物の御子様と同レベルになれば苦戦す…ああ、御子様(本物)に技をかけられたい!!


「…こんな低俗な場所で低俗なモノに、御子様の容姿や技が使われるなど…!」


しかも、御子様の技をコピーし、学習しているということは、御子様が技を使わなければいけない状況に遭っていると言う事!!

もはや一刻の猶予も許されない!!


「御子様を語る不届き物も、御子様を危険に晒すこの迷宮も許しはしない!その罪を思い知るがいい!!」


空間に幾何学模様が浮かび、そこから黄金の弓が顕現する。



―――『クリソ・ヴェロス・ズィアペルナ(貫通する黄金矢)』 発動!! ―――



光明神アポロニアの系譜に連なる、「光・超長距離射撃」用スキル。


黄金の弓が周囲のエネルギーを吸い込み、鏡の間に眩いばかりの光を撒き散らしながら、

光速で空間を貫いていく。


鏡に映る偽物の顔が、その光に焼かれてひしゃげていく。狙うは偽物の胸元ではない。この鏡の空間、その存在理由そのものだ! 放たれた矢は、次元の壁を穿うがつ轟音を立てて爆進した。


―――が、一瞬、軌道を変えた。


「! …………」


レオの眉間にも一瞬、皺が寄る。


「黄金矢が干渉を受けた、、、。まさか、、、」


一直線に標的を貫くはずの光が、まるで誰かに導かれるように、不自然なカーブを描いた。

……私の制御を離れたのではない。これは、極めて『身近な』波長による誘導。


レオは弓を下ろさぬまま、壁の向こう側――『月光』の気配を感じる方向へ視線を向けた。



*****************


読んでいただき、ありがとうございます!この理不尽な迷宮に、ストレスをかけられまくる主人公(蓮)を、是非応援してあげてください(笑)。この「愛の迷宮編」が一区切りしたら、皆さまがもっと読みやすく、面白くなるように、全話少しずつ改稿予定です。なので、少しお休み期間が出来るかもです。主人公(蓮)の今後の行方が気になる方は是非ブックマークをお願いいたします!(笑) 

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