表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋愛至上主義の神話世界 vs. 絶食系の俺~神々のとんでも恋愛フラグを全て塩対応回避して現代帰還を目指す~  作者: 陽月星 桜兎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/26

裏ルート破壊で最短距離のレオ、隠しルートで迂回のリリー

初めましての皆様、お立ち寄りいただき、ありがとうございます!

何度も読み返してくださっている皆様、本っっっ当―――に嬉しいです!!!!!

今後の勉強のために、ご意見や感想を頂けると大変助かります!!!

通路に出ると、先程の綺麗すぎる通路とはうって変わって、この通路はどこか物々しい雰囲気が漂っていた。


「……御子様の居る方向とは別の方向へ向かっているな。やはり壁をぶち抜きながら最短ルートで行くべきか?」


レオが、そんな物騒…物理的な効率処理の方法を考えながら進んでいると、

二つの分かれ道に行き当たった。


二つの道の間には、ボードがあり、こう書かれている。


【問】

会話が沈黙した際、彼女が「私、実家がちょっと複雑な構造(迷路)で……親戚も少し気難しくて…」と自虐的な話を始めました。あなたの返答は?


包容力:「あなたという素敵なゴールに辿り着けるなら、何度でも挑戦します」と、迷宮を恋愛のスパイスに変換する。→右へ


フォロー:「アリアドネの糸を道標にするので大丈夫ですよ」と、具体的かつ効率的な提案をする。→左へ



「…またこれか。こんなくだらない余興に付き合ってる暇などない」


御子様もきっと、この理不尽な試験と向き合わされているに違いない。

御子様なら秒でクリアしてしまうだろうが、煩わしいものは全て排除して差し上げたい。


それに御子様は圧倒的な強者だが、この理不尽な中、万が一が無いわけでもない。

早くお側に馳せ参じ、御守りしなくては…!


しかし、ここで力を使い過ぎて、肝心な時に万全を尽くせなくなるような事態は避けなければ。


「御子様が居る方向は……」


エネルギーを練り上げ、壁に一撃を入れる。


ドゴオオオンッ


壁に亀裂が入り、窪んで穴が空いた。


しかし、壁はその先も長く続いているようだった。


あまり力を使いたくないが、これ以上時間をかけたくない。


ならば——


高出力のエネルギーを練り上げ、手に流していく。



——〖アポスナ・ルモ・ロジシー(構造分解・解体)〗 発動!——



――鍛冶神ヘスパイトの系譜に連なる、構造解析・解体用スキル。


石壁の表面に青白い光のグリッド線が走り出す。

石の密度、継ぎ目、強度……。

壁の「情報」が図面と浮き上がる。


レオが、その図面を元に、壁の「弱点部分」へ手をスッと滑らせる。

触れた箇所から、青い光が赤金の輝きに変質。


直後、耳鳴りのような高周波の音と共に、壁が焼き切れ、

砂の粒子となってサラサラと散っていく。


後に残るのは、定規で測ったように正確にくり抜かれた「道穴」だけ。


壁を消し去った直後、レオの指先が「真っ赤に焼けた鉄」のように熱を帯び、ジュウ……と音を立てる。


肉体が「神の負荷」に悲鳴を上げていた。

神の理に近い力を、人の肉体で行使する代償だ。


「……人間の体では、へスパイトのスキルだけでもこの負荷…やはり力を温存しながら進むしかないか。今すぐにでも御子様(マーキング)の場所に[即時到達]したいが…」


へイメルのスキルは相当な負荷がかかるので、使った後は暫く動けなくなってしまうのが難点だ。



くり抜いた道穴を通り抜けると、鏡が置いてある空間に出た。


しかも鏡には、蓮の姿が写っていた――。




*****************



その頃、リリーは――


『聖女様……』

「きゃあああ!?」


独りで自分自身を鼓舞していた背後から声を掛けられ、びっくりして思わず悲鳴をあげていた。


「!?」


振り返ると、そこには、元冒険者らしき男の魂が立っていた。


『聖女様、救いをありがとう。聖女様が俺の遺体と魂を浄化してくれたお陰で、この迷宮に捕らわれず、こうして自由の身になれて、成仏が出来るようになったよ』

「まあ!それは良かったです。お役に立てたのなら、私も嬉しいです」


どうやらその男は、先程の三叉路の右の道で、命を落とした元冒険者のようだった。


『ああ、本当にありがとう。お礼に、抜け道を教えてあげるよ』

「え、抜け道とかあるんですか!?ありがとうございます!是非教えてください!」

『もちろん!恩返しが出来て嬉しいよ』


男の話によると、三叉路の真ん中の道に抜け道に通じる通路があるらしい。


「あの演出が少し異常な、乙女チックな通路にですか?」


改めて真ん中の通路を思い出す。


壁にはハート型の蛍光石が埋め込まれ、床には深紅の絨毯(どう見てもヴァージンロード)が、視界の彼方まで一直線に敷かれている。

所々花を活けた花瓶やフラワーリングなども飾られていた。


『そう、通路に入ってから、7番目のハート型の蛍光石を押すと、壁に扉型の窪みが現れて、通れるようになるんだ。そしたら、壁に飾られているフラワーリングと、花瓶に活けてある花を持って、進んで。そしたら突き当りに扉が見えるから』


しかし、男の記憶はここまで。この抜け道を見つけた後、どうしても右側の通路にある宝箱が気になって、引き返してしまったらしい。


『扉にフラワーリングを掛ける所があるから、そこに飾ると開くよ。でも、罠があるかもしれないから気を付けて』

「ありがとうございます!……ちなみにその扉は機械音声とか、女性を門前払いしたりとかはしませんか?」

『機械音声は無かったよ。女性に対することは分からないけど…』


男の魂がより一層透けていく。


『あ、体が…どうやら俺がお役に立てるのは此処までのようです。』

「そうですか、ありがとうございます。とても助かりました!来世では今以上に、愛と幸せに溢れた人生になりますように」

「聖女様も!恋の行方を応援してますよ!(笑)」

「えっ!?」


すううぅぅぅ―――。


「あ、あの、御子様のことは、、、!あ、憧れといいますか!その、、、」


しーーーん、、、。


「…………」


(恥)


「て、手掛かりは摘まみました!待っててくださいね、そ、尊敬してる御子様!!」


、、、よしっ!切り替え切り替え!


「……罠があるかもと言っていましたね」


でも、このチャンスも、あの元冒険者の方の最期の好意も無駄にするわけにはいきません


――リリアは、空間に幾何学模様を出現させ、そこから杖を顕現させる


そして、言われた通り、フラワーリングと花瓶の花を持ち、

7番目のハート型の蛍光石を押す。


すると、壁に扉型の窪みが現れた。


「……ドキドキ…」


扉を覗き込むと、この通路とは一変して薄暗く、陰湿な気を漂わせている通路になっている。


「……私は聖女ですが、「祈れば報われる」なんて、綺麗ごとも信じていません」


それだけでは何も変われないという事を、身を持って思い知らされましたから、、、。

そして、心が折れて諦めてしまった過去…。


「でも、今は…」


――エネルギーを集めて、密度を上げ、自分の体に纏わせる。

リリーの体が銀色の光に包まれる。


救いたいもの、願ったものが、この不条理な世界を歩み続けた先でしか掴めないのなら、、、


「万全の態勢で歩み続けます!!!」



――『シオピティス・セレニス(月夜の静寂)』発動!――



、、、御子様は私達に、気づきと学び、光を与えてくださいました。だから私も、御子様を照らす月になれるように、、、。



「御子様、今すぐ御傍に参ります!」


読んでいただき、ありがとうございます!この理不尽な迷宮に、ストレスをかけられまくる主人公(蓮)を、是非応援してあげてください(笑)。主人公(蓮)やレオ、リリーの今後の行方が気になる方は是非ブックマークを!(笑) みなさまの実技対応も、ぜひコメントで教えてください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ