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魔王令嬢のアリアちゃんは異世界で冒険者になりたい  作者: マッツィーニ
第2章~バックの中身と新しい仲間(スキル)~
6/28

アリアちゃんのステータス~なお、レベルは低いもよう~


名前:アリア

ランク:SSS

レベル:9

職業:魔王の娘


攻力:(ランク補正)13243 × (レベル補正)0.9 = 11919

体力:(ランク補正)13512 × (レベル補正)0.9 = 12161

物耐:(ランク補正)14017 × (レベル補正)0.8 = 11214

敏速:(ランク補正)13759 × (レベル補正)0.9 = 12383

魔力:(ランク補正)26369 × (レベル補正)1.1 = 29006

魔耐:(ランク補正)15473 × (レベル補正)0.9 = 13926


[装備]

赤いリボン 物耐+1

赤と黒のゴスロリ 物耐+2


[固有スキル]

<魔王の邪眼>、<破神の猛攻>、<冷酷なる心魂>、<絶望のオーラ>、<樹木の加護>、<風の加護>、<魔力消費量:激減>、<魔法習得速度:特速>、<魔力回復速度:特速>、<超耐性>、<体力回復速度:大>、<気配探知> ……ext


[獲得スキル]

<読書速度:大>、<力の隠蔽>、<観察王>


=====================================


 頭の中に、ステータスが浮かび上がった。


 ふむふむ、攻力が3973で体力が4054、物耐が2803で……

 あと固有スキルが……まぁいろいろあって。


 私は、「なるほど」といったように、顎に手を添えながら頷く。


「って、ぜんぜん分からない!」


 盛大にツッコむ。


『ど、どうなされましたか!?』


「こんなステータス表、見せられても全然ピンとこないわ!」


 草原の一本道で、ある意味、独り言を連発する少女。

 傍から見れば、可哀そうな少女に見えるのかもしれないが、運よく周りに人はいない。


 魔王城の宝物殿には、自分のステータスを計る『能力測定盤』と呼ばれるアイテムが保管されている。

 私も父のいないところで、こっそり自分の力を測定していたのだが、その測定値とは桁数が違う。

 きっと、この世界に合わせた計算方法を用いているのだろう。

 ランクやレベルといったものも初耳だ。


『す、スミマセェェェェン! 詳しく説明させてもらいますっ!』


=====================================


名前……名前です。



『お嬢の名前は、アリアなんですね』


「様をつけなさい、様を」


『りょ、了解です! アリア様!』




ランク……生まれながらの潜在能力で決められる階級。


C:ランク補正の平均が  1  ~ 100

B:          101 ~ 200

A:          201 ~ 300

S:          301 ~ 400

SS:          401 ~ 500

SSS:         501 ~  ∞



『アリア様は、501を大幅に超えていらっしゃるのでSSSランクです』


「魔力のランク補正が異様に高いけど、なにか理由でもあるの?」


『ランク補正は、親から受け継ぐものなので……父上である魔王はともかく、母上もかなりの魔力を持っていたのでは?』


「なるほど、私の母上はエルフ族を統べるエルフクイーンで、たしか父上よりも魔力を持っていたからそのせいね」


『……魔王よりも、それはすごいですね』




レベル……経験値が貯まると、自動的に上がります。

     レベル補正の平均値で決まります。



『アリア様の平均値は、0.92 というわけでレベル9です』


「レベル9って……。まぁ、父が過保護だったからしょうがないけど」




職業……職業です。



「魔王の娘って職業なの?」


『ま、まぁ一応は……』




攻力……物理的な攻撃力。 

    簡単に言えば、殴る、蹴る、剣での攻撃力。

体力……スタミナ。

物耐……物理的な攻撃に対する耐性。

敏速……素早さ。

魔力……魔力量。

    使用できる魔法とは関係のない値。

魔耐……魔法攻撃に対する耐性。



『強いですね』


「……私、いちおう女の子なのだけれど。 あまり、うれしくないわね」




装備……装備です。

    攻力や、物耐、魔力などにプラス値が付きます。



『かわいいゴスロリですね。 艶やかな黒髪とマッチしてて似合ってますよ』


「舐めてるの?」


『え!? なんでそうなるんですか!?』




固有スキル……生まれながらに保有するスキル。

       ほとんどの場合、親から継承される。



「物騒なスキルは、父上から受け継いだものね……」




獲得スキル……生まれた後に、獲得したスキル。

       日々の生活によって得られることが多い。



『<読書速度:大>を持っているという事は、アリア様は読書家なのですね』


「『冒険の書』を何百回と読んだからね」


『え? あれって冒険者が主人公の物語ですよね? なんで魔王の娘が……』


「なによ、なんか文句でもあるの?」


『いや、……でもやっぱり』


「うるさい! 私は冒険者になりたいの! 胸躍る冒険がしたいの!」


『 yes ma`am !』


=====================================


『ゼェゼェ……説明は以上です』


 スキル<観察王>は息を切らしている。

 どうやら、スキルでも疲れるらしい。


(というか、なんでスキルがしゃべってるのかしら? ……まぁ、いいわ)


「ごくろうさま。 それで、私はこの世界でどのくらい強いの?」


『いや~~、それは分からないっスね。 まだ一度も戦闘になってないっすからねぇ』


「そう」


 さて、どうしようかしら?

 これから遭遇するモンスターのステータスを、いちいち頭の中に表示されるのもウザいし、なにか違う気がする。

 私は、冒険者になって胸躍る冒険がしたいの。

 『冒険の書』には、なんて書いてあったかしら……。


 うーん……あっ!


「そういえば、『冒険の書』に書いてあったわ!」


『うお! いきなりどうしたんスか!?』



=====================================


 ~『冒険の書・上』の冒頭より~


 <冒険とは、未知なるものに挑戦すること。 冒険者とは、未知なるものに挑戦する者たち。 これは、ある冒険者パーティーの話>


=====================================



 そうよ! 

 戦う前から敵のステータスが分かっちゃったら、それはもう冒険じゃないわ!

 戦いの中で、敵の強さや弱点を知っていく。

 これこそ、冒険者だわ!


「とりあえず、これからモンスターに遭遇してもステータスを教えてくれなくていいわ」


『え? いいんですか?』


「フフフ……冒険者はね、未知なるものに挑戦してこそ冒険者なのよ。 そんないちいち敵のステータスが分かっちゃったらつまらないわ」


『はぁ』


 まだ、冒険者になってもいないのにアリアは得意げに話す。

 もう、すっかり冒険者気取りだ。


「まずは、町のギルドに行って冒険者の登録よ。 あぁ、とても楽しみだわ。 フンフフ~~~~ン」


 アリアの青い瞳は、キラキラと輝いて希望に満ちている。

 アリアは鼻歌を歌いながら、一本道を歩き出した。



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