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あの時、君はそこにいた2 → ロマール王国大戦  作者: マイノス
ロマール王国大戦

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セルバート王の敗戦処理 << マイネ 28 >> 

 あーーー。

 負けたんだ。

 偉大な僕らの王様の力を持ってしても、やっぱり負けることもあるんだね。


 小都市スアンを平原ギルドに宣戦布告されたとき、セルバート王は黄金都市ミダースの決着がつくまで様子を見ると言った。

 都市奪還の勢いに乗る新世界ギルドの攻撃に、黄金都市ミダースは1日も持たずに陥落した。

 これで、王立騎士団は新世界ギルドとの戦いで、あと一歩で都市のすべてを奪えるところまで追い詰めながら、最終的にはすべての都市を奪い返された。

 その一つはビッグレイクギルドのものになり、西の強国ギルドも新世界ギルドと和平してしまった。

 セルバート王は、小都市スアンを明け渡すことにした。

 第一ギルドのファンリーが、平原ギルドの都市獲得を認めないなら、王立騎士団と戦争してでも平原ギルドを支援すると言ったからだ。

 和平するに当たっては、隣りにある王立騎士団の本拠地を攻撃しないという約束はとったようだけどね。

 最終的に、今回のロマール王国大戦では、王立騎士団は小都市を一つ失った形になる。

 さらに、新世界ギルドとの王国政権の輪番制を行うことになり、王都を半分の期間失うことになる。


 セルバート王はかなり屈辱的だったと思うけど、敗戦処理は行っていたことは流石だと思った。

 王様からのメッセージです。


 ギルドメンバーのみんな。

 今回の一連の戦いは、最終的には残念な形で終わった。

 最大のライバルだった新世界ギルドをあと都市一つというところまで追い詰めたが、最後は全ての都市を奪還され、私たちの本拠地とも言える小都市スアンを失う形で終戦となる。

 王立騎士団によるロマール王国の統一は出来なかった。

 私たちは統一ギルドグループで王国政権を支配することで、対外的に一つの強固な王国にしたかった。

 その統一政権で、次の王国戦略を練りたいと考えていたが、それは不可能になった。

 まず皆さんに、私自身の力不足をお詫びするとともに、これまでの戦争協力に感謝する。

 私たちはロマール王国の武力統一は出来なかったが、次は外交によって強固な統一王国を目指したい。

 王都は輪番制になる。

 これは覆すことは出来ないし、再度武力統一を試みることも出来ない。

 再び新世界ギルドに戦いを挑めば、今度は王国中が私たちの敵になるだろう。

 この現実を受け入れてほしい。

 その代わり、ロマール王国の成功と繁栄は諦めないでほしい。

 王国政権の輪番制に対して、グループギルドから面白い提案を受けた。

 今、その調整に動いているところだ。

 王国政権の輪番制となっても、ロマール王国はより強固になれる。

 そして私たちは、ロマール王国のプレイヤーに対する、成功と繁栄の義務を果たすことができる。

 私たちは次の一歩を踏み出す。


 ザラを始めとして、今回の戦いでは多くの将校が亡くなった。

 これまでの活躍に感謝する。

 ありがとう。


 よくよく考えると、セルバート王がこうやって通達を出すのは珍しいなとは思った。

 大抵の指示は、ザラがギルドチャットでやっていたからね。

 ちなみに、フェアリーには次の指示が出されているみたい。

 あとで連絡くれると言っていた。


 大きな戦いが終わり、僕はほっとした気持ちもあった。

 戦争は僕のリアル世界にも、少なからず影響を与えています。

 ログインする時間がどうしても増えてしまうからね。


 僕は中学二年生になった。

 勉強も部活も、考えると憂鬱になることが多い。

 部活の後輩が来たらどうするんだろう。

 絶対に僕より上手いもん。

 勉強も、やる気が減っていて、定期テストの成績は下がり気味だった。

 でも僕の心の中には、大切な人がいた。

 僕はその人のことを想い、ぐっと力を蓄えた。



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