↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの時、君はそこにいた2 → ロマール王国大戦  作者: マイノス
ロマール王国大戦

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

64/83

ミスった << フェアリー 18 >> 

 何でまた、この場所に来てしまったの。

 地下鉄のホームに降り立った私は、向かいの下り線のホームを見つめる。

 以前眺めた広告は、今は別のブランドバッグの広告がある。

 こんな時間にいるわけないじゃない。


 あの子がいるのはここ。

 私はスマホを立ち上げて、ゲームを開く。

 小都市ポプラでの、新世界ギルドとの戦いが始まっていた。

 いけない。

 忘れてた。

 姿隠しの魔法をかけなきゃいけなかったのに。

 私はギルドチャットにログインが遅れたことを詫びた。

 シャルルが喜びのスタンプを押下した。

 セルバート王もほっとしたスタンプを押下して、「良し。初日はこんなもんだろう」と言って、攻撃の中断を命じた。


 王立騎士団は南北西の3方向の部隊を一旦下げ、遠隔通信で作戦会議を開いた。

 小都市ポプラへの攻撃で、新世界ギルドの戦力や戦術も見えてきたみたい。

 小都市内の兵力は5500人。

 そして東側に出陣しているのが、ビッグレイク軍2500人。

 彼らの個々の兵士は、それほど練度は高くない。

 各プレイヤーの私兵は、第一次の王都攻撃部隊に入ってた。

 増援で都市から追加で送られた部隊が、都市に残っていた練度が高い兵士だったみたい。

 だから、その残党以外は、急遽都市で徴兵された新兵みたいね。

 案外弱いという感触みたい。

 でも、敵の斉射は、矢に魔力が込められているみたいで、皮装備は貫通するという報告がいくつもあったみたい。

 一般プレイヤーは、鉄装備は将校クラスでないと装備していないから、これには気をつけるようにとの注意があった。

 私は「姿隠しの魔法を明日の攻撃に合わせてかけるので、いつ始めますか」とセルバート王に聞いた。

 その時、シャルルが役員チャットで「俺たちの部隊だけにかけてくれないか?」と言った。

「全ての部隊にかけると、姿隠しの魔法をかけていることが判明してしまう」と言った。

 セルバート王も、それは良い案だと言うので、そうすることにした。


 東側に出陣しているビッグレイクギルドに関しては、危険すぎるので、近寄らずにその場で釘付けにするように指示が出た。

 先鋒のコーベンは戦死して、それからログインが確認出来ていない。


 ゲームの中の時間の流れは早い。

 1時間後には翌朝になる。

 私は帰宅する下り電車の中で、間違いなくシャルルの部隊に姿隠しの魔法をかけた。


 そういえば、私はマイネと今日は何も話していない。

 ギルドの戦闘レポートをみたら、彼は自動戦闘で戦っていた。

 敵も強いし、自動戦闘は危険なんじゃないの?とも思ったけど、子供はもう寝る時間か。

 私もそう思ったら、疲れが出てきた。

 私はセルバート王に、マイネにも姿隠しの魔法をかけて良いか確認した。

 了承が取れたので、彼にもかけておいた。

 ところが、この行為が翌日問題になった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。