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あの時、君はそこにいた2 → ロマール王国大戦  作者: マイノス
ロマール王国大戦

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帰宅時の上り電車の中で << フェアリー 17 >>

 セルバート王は、新世界ギルドとの王都の輪番制を認めていた。

 彼らは他にも都市の割り当ての変更を求めていて、それも認めていたけど、割り当ての変更に関してはゴールネスからの強い反対があったみたい。

 それは断ったという話を、ちらっと聞いていた。

 私は最初の会談しか立ち会っていないので、ゴールネスからの反対を受けての再会談は立ち会っていない。

 そこからの話は良くわかっていない。

 王国チャットで、セルバート王が輪番制を認めていないという発言も、その後の会談で話が変わっていたのかも知れない。

 それはセルバート王が言ったわけでもないし、彼が嘘をついていたとしても、これは戦争ゲームだし、そういうのもありなんだろうとは思う。

 別に彼が嘘ついていたとしても、王として相応しくないとは思わない。

 でもリアルにそういう人が近くにいたら嫌だなと思う。

 彼にも現実の人生があるわけだし、彼と同じ世界で生きる人達からはどう思われているんだろうと思ったりした。

 たぶん彼は嘘をついている。

 サブリーダーだったザラが居なくなっても、彼は何も変わらない世界に生きているように見える。

 薄情な人なのかな。


 マイネは今回の戦争に興奮を抑えられない。

 王立騎士団では、新世界ギルドを壊滅させ、ロマール王国の統一が目標になったみたい。

 そう簡単にいくかしら?

 中央ギルド、島ギルド、ビッグレイクギルドに三連敗したことをもう忘れてる。

 マイネは現実世界で上手く行っていないようなことを言っていた。

 だからゲームの世界に夢中になっていると、自分でも言っていた。


 私はどうなんだろう。

 アルバイトからの帰りの電車の中で、スマホから目を離して、周りの景色を見る。

 登り電車は空いている。

 夜景は後ろを振り向かなくても見える。

 マンションの明かり、家々の明かり、車の明かり。

 グ〜。

 お腹が鳴った。

 余り物食べてくれば良かった。

 何か、家に帰りたくない。

 このまま乗り過ごして、都心で遊ぼうか。

 明日はシフト入っていないし。


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